能力開発×コーチング コーチング

コーチングしてたら出産に立ち会ってしまった話

私はもともと、アンソニー・ロビンズ系のコーチングをしてまして、
いわゆるビジネスコーチングというよりは、自己啓発系の
メソッドが入口になっています。

「自分の在り方がすべて」「人への貢献が豊かさを作る」
「自分を偽って得た成功は長続きしない」
「何を得るかではなく、どんな人になるかだ」

とまあ、こういう考え方が中心にあって、
その上での人材育成や戦略構築のお手伝いなんですね。
 

で、昨日は久しぶりに、コテコテの自己啓発系コーチングをやってきました。

自己啓発系というと、基本的に出てくるテーマは
「自分を変えたい」
という感じになってくるんです。

クライアントさんに許可をいただいたので、
少しだけコーチングの内容をご紹介します。
 

Mさんは、「やらなきゃいけないことはわかっているけど、
なかなか行動に移せない」という問題を持って
コーチングに来られました。

これはビジネス系でもよくあるテーマですね。
今回、Mさんは自分からよく話してくれる方だったので、
あまり質問などをせず、しばらく話を聴いていることにしました。
 

いろいろ聞いていくと、
・収入はそれなりにあるので、不満ではない。
・アロマの仕事自体は嫌いではないし、仲間もいる
・家族の仲もよく、人間関係も良好である
という、一見すると悩みのなさそうな状態です。
 

なのに、その反面
・それなりに恵まれている現状だが、このままではいけない気がする
・きちんとした規則正しい生活をすべきなのに、それができていない
・もっと収入を得ないと、安心できない
という悩みも持っていました。

「現状に不満はない」はずなのに「このままではいけない」という
相反する考えがあって、それが葛藤しているというのです。
 

実は、この「相反する考えが葛藤する」というのは、
経営者の内面でもよく起こっています。

この葛藤が、さまざまな問題を作っているので、
葛藤を解消するだけで、ものごとがどんどん上手く行ってしまうんですけどね。
 

ただ、今回はもっと問題が根深い気がしたので、もう少し話を聴きます。

この「もう少し話を聴く」というのはとても重要です。
クライアントは、いきなり最初から答えを出してはくれません。

いくつか、頭の中にあるいろいろな考えを口に出して、
それを整理すると、次の考えを話し始めます。

表層的に気になっていることを全部出しきった後で、
初めて本質の問題を話してくれるんです。
なので、相手の話は【最後まで聴く】のが重要なんですね。
 

さて、もっと話を聴いていくと、ふとMさんが、
「・・・孤独感、かな」
と言いました。

このように「ふと」口に出した言葉というのは、とても重要です。
考えて出した答えではないので、本音の可能性が高い。

それまでの話の流れなどを総合的に見て、この「孤独感」が
Mさんの問題の中心だと判断し、孤独感について聴いていきます。
 

すると、いろいろな深掘りの結果、
「どうせ私には価値がない。いてもいなくても同じ」
という言葉が出てきたんですね。

これは、「自己評価」という、メンタルを形作る
もっとも重要な要素の一つ。

Mさんのメンタルの基盤には、「どうせ私には価値がない」
という考えがあったのです。

※ちなみにこの「自己評価」については、11月号の
 CD講座で詳しくお話しています。
(CD講座についてはこちらをどうぞ)
 

ここから、Mさんの問題を作っている「自己評価」を
根本からガラリと変えるセッションに入っていきます。
 

・・・と、だいぶ長くなってしまいました。
続きはまた明日、お届けしようと思います。
 

>> 続きはこちら

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

相手の言葉の裏にある、本当の問題が出るまで聴き続けよう


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