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依存的な部下は、どうして生まれるか?

人事の人や管理職の人、中小企業の経営者と話していて
よく聞く悩みが、
「部下に自主性がなく、指示待ちになってしまう」
ということです。

自分ですべきことを考えて、自分から行動してほしいし、
どんどん新しいアイディアを提案してほしいのに、

「どうすればいいですか?」「言われていないのでわかりません」
ばかりで、自分から行動しようとしない。

こういう部下は、どうして生まれてしまうんでしょうか?
 

そもそも、こういう社員。
採用の段階では、そうでなかった人がほとんどです。
(採用のときから指示待ちだったら、採った会社が悪いです 笑)

私も覚えがありますが、新卒で会社に入ったとき、
「あんなことをやってみたい」「こんな仕事ができるようになりたい」と
ワクワクしながら入社したものです。

ワクワクしていないまでも、少なくとも後ろ向きではなく、
多少のやる気があって入ってきているでしょう。
 

入社時に前向きだった社員が、時間が経つと指示待ちになるのはなぜか。

厳しい答えですが、「会社・上司がそう教育したから」です。
 

たとえば、部下が「こんなことをやってみたらどうでしょう?」と言えば、
「そんなことは前例がない」「〇〇が起きたらどうするんだ」
と、できない理由を挙げて却下する。

たとえば「〇〇をやってみたいんですが」と言うと、
「お前にはまだ早い」「失敗するからやめておけ」と挑戦させない。

たとえば部下がチャレンジして失敗すると、
「どうして失敗したんだ!」「もっと考えてやりなさい」と責める。

このようにされていたら、部下はどうなるかというと、
「なるべく失敗しないようにしよう」「失敗の恐れのあることはやめておこう」
「上司がやれと言ったこと以外はやらないでおこう」
「上司の考えや答えと違う意見は言うのをやめよう」
となっていくわけです。
 

もちろん、叱るべきときは叱らなければなりませんし、
失敗してそれを放置していいわけでもありません。

ですが、そういうときに、部下の自主性やチャレンジ精神まで
否定してしまっていないでしょうか?

「君が良かれと思ってやったことはわかっているが、
 〇〇は良くなかったから、次から改善するように」
「君がやりたい気持ちはわかったが、会社の方針としてそれは難しいから
 別の方向性で考えてくれないか?」
というように、気持ちを汲んであげることができているでしょうか?
 

「上司が何も言わなくても、上司の考えを汲み取って、
 上司が思っている以上のアイディアを出してくれる部下」
「上司が指導しなくても、なんの失敗もすることなく
 期待以上の成果を、上司の意向通りに出してくれる部下」

こんな部下がいれば、上司がいる意味がありませんし、
そもそもそんな人材だったら、自分で起業しています(笑)

そうではなく、上司の意図をキチンと伝え、失敗をフォローし、
上司と違う意見を聴き、尊重する。
それが上司の仕事ではないでしょうか。

こうすることで、部下が本来持っている自主性を
引き出し、伸ばすことができるのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

部下の失敗を許し、意見を尊重しよう


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