人材育成×コーチング コーチング ビジネス

部下の指導では、何を教えるべきか

人を育てるというのは、とても難しいものです。
こちらが伝えていることも、違う意図で理解したり、
まったく理解してくれなかったりします。

そんな中で、人材育成をするために、
「育てる側」が気をつけるべきことがあります。
 

それは、
【答えより、答えの出し方を教える】ということです。
 

よく言われる例え話に、
「お腹をすかせている相手に魚を与えることは簡単だが、
 その人はまたすぐに腹をすかせて困ってしまう。
 魚の釣り方を教えれば、その人はその後も自分で魚を釣って
 自分で腹を満たすことができるようになる」
というものがあります。

たとえば営業トークにしても、
「こう言われたらこう切り返せ」とか
「相手がこういう反応をしたらクロージングしろ」とか
具体的すぎる指導をすると、部下は自力で考える力がつきません。

もちろん、全く経験がなくて、考える材料がない人の場合は
最低限の知識として基本のマニュアルを渡すことはありますが、

逆に、最低限の知識がある人なら、答えそのものを教えるのではなく、
答えの出し方を教えてあげないと、それ以上の成長がありません。
 

では、どうやって「答えの出し方」を教えるのかというと、
【その答えの、理由を伝える】ことです。

「予算がないと言われたら、予算以外の断る理由を聞け」
というテクニックが仮にあったとして、
理由を教えないと、言われたことしかできませんが、

「予算がないと言う人は、本当に予算がない人と、
 予算がないことを口実にしている人がいるから、
 それを見極めるために、予算以外の理由を聴いて、
 本音を引き出すことが重要なんだ」

というような理由を一緒に伝えると、部下は「予算がない」だけでなく
「上司がイエスと言わない」とか「時期が合わない」とか
そういう断り文句のときにも、同様の振る舞いができるようになります。
 

「理由」というのは、とても強い力を持ちます。
「なぜなら」を伝える力を上司が持つと、
部下の成長がぐっと早くなりますよ。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

理由を伝えて、考える力を育成しよう


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