話を聞いてもらえる人、もらえない人

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私は講師のお仕事をいただくことが多いので、
初めてお会いする人に、どうやったら話を聞いてもらえるか、
ということについて、よく考えます。

まあ、セミナー業界に足を踏み入れて12年、
はじめてのセミナーを自分で主催してからは15年になりますから、
最近ではだいぶ、話せるようになってきたかと思います。

で、これくらいのキャリアになると、
後輩講師の指導をすることもあるんですが、
慣れていない人がよくやってしまう、大きなミスがあるんです。

これは、売れない営業職や、指導力のない管理職、
子どもが言うことを聞かない親にも当てはまることがあります。

ここを直すだけで、かなり相手への影響力が高まります。

その「ミス」とは、
「相手が理解できない言葉で話す」ということです。

よく、プレゼンの研修などで
「専門用語を使ってはいけません」などと習いますね。

たとえば、「ラポール」や「レバレッジ」はコーチングの用語ですが、
コーチングに馴染みのない人にとっては「専門用語」ですから、
コーチングを知らない人に伝えるときには、これらの言葉は使いません。

専門用語を使うと、専門家っぽく見えるという利点はありますが、
相手にとっては「訳のわからん話」になるので、
次第に興味を失っていくわけですね。

だから、専門用語を使わずに話すだけで、
「話がわかりやすい」となるわけです。

・・・という話は、皆さんよくご存知だと思いますが、
では、たとえば「能動的」という言葉はどうでしょう?

「能動的」という言葉は、専門用語ではなく、一般用語です。
「自分から他へ働きかける」とかいう意味だそうです。

では、一般用語である「能動的」を、会話の中で使うとどうなるか。

普段からこの言葉を使っている人は、すんなり理解できますが、
多くの人にとって、「能動的」という言葉は
あまり日常的に使わない言葉ではないかと思います。

すると、耳から入る音で「のうどうてき」と言われても、
それを脳が漢字に変換し、意味を捉えるまでにタイムラグができます。
少しだけですが、脳に負荷がかかります。

1回だけなら些細な負担ですが、話の中でこの負荷が繰り返されると、
聞き手は無意識に、疲れてきます。
話を聞いて理解するのが、ちょっと大変だな、と思うようになります。

聞いて即座に理解できない話になるので、聴くのが嫌になってきます。

専門用語に限らず、
【聞き手にとって普段使わない、馴染みのない言葉】で話すと、
相手がどんどん興味を失ってしまうんです。

ですから、相手に聞いてほしい、伝えたい、と思ったら、
【聞き手が普段使っている言葉】【聞き手にとって馴染みのある言葉】
を使って伝えることが重要になってくるんです。

私は、セミナーで話すときも、メルマガを書くときも、
なるべく皆さんが普段使っているであろう言葉を使うように
意識して言葉を選んでいます。

話す相手によって、少しずつ使う言葉を変えるようにしていますし、
子どもと話すときは、できるだけ簡単な言葉を選ぶようにしています。

どうせ相手に話すなら、なるべくたくさん受け取ってほしいですからね。

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

【聞き手にとって】わかりやすい言葉を選んで伝えよう


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