人材育成×コーチング コーチング ビジネス

部下を伸ばす「欠点の指摘のしかた」

最近では、「ほめて伸ばす」というコンセプトが流行っていて、
「部下のほめ方」「認め方」などがよく言われています。

コーチングでも、やはり「承認する」というのはとても重要で、
コーチは相手のやる気が出るようにほめるプロなのですが、
かといって、できていない点を野放しにするわけにはいきません。

やはり、できていない点はできていないわけで、
それはきちんと指摘して指導しなければいけません。
 

ですが、特に最近の若い人は、叱られ慣れていないというか、
打たれ弱いと言われていて、
厳しく指導するとすぐに折れてしまうと言われています。

折れるだけならまだしも、変な理屈で反論してきたり、
SNSや2ちゃんねるなどで会社のいわれなき悪評を流されたら
とんでもないリスクです。

なので、指導する方もとても気を使うんですよね。
 

そこで、今日はコーチングでよく使う、
「相手に改善を促す伝え方」をお伝えします。

この伝え方をすると、相手がこちらの指導を受け取りやすく、
うまくやれば向上心を刺激することもできます。
 

その伝え方とは、
1.相手のいいところを承認する
2.具体的な改善の提案をする
というものです。
 

1.相手のいいところを承認する
まずは、できていること、上手なところ、相手の長所を伝えます。
これによって、相手は「認めてもらえている」という安心感を持ちます。

安心感を持っていますから、多少の厳しい指摘でも
受け入れることができるようになるのです。
 

2.具体的な改善の提案をする
「お前は××ができてない」「君は○○がダメだね」
という指摘は、相手をへこませるだけです。何の生産性もありません。

本人は、自分ができる最善のことをやっているつもりなので、
「ダメだ」と言われても、どこをどうしたらいいのかわからないのです。

ですから、「××だとまずいから、○○のようにするといいよ」
「××ではなく、○○をやってくれるかな?」
というように、何をどう改善すればいいかを具体的に指導します。
 

このプロセスをうまく使えるようになると、
相手は自信を持ち、面白いように改善していきます。

いきなりダメ出しするほうが簡単で楽なんですが、
上司の側がちょっと伝え方に工夫をするだけで、
部下がどんどん成長していきます。
 

「そんなことは自分で考えるものだ」と言いたくなる気持ちもわかりますが、
それなら自分で考える筋道を立ててあげること。

部下を伸ばすのが、上司の仕事です。
部下の成長こそが、できる上司の一番の成果といえるでしょう。

ぜひ、上手に短所を改善させてあげてください。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

先にいいところを伝え、「具体的な改善策」を教えてあげよう


あなたの潜在能力を目覚めさせるメルマガ

不定期で、コーチングやメンタルに関するメルマガをお届けしています。

あなたが眠らせていて、自分でも気づいていない能力を目覚めさせ、
ビジネス・人間関係・日々の感情・健康など
あらゆる分野を充実させるヒントをお送りします。

(今までのメルマガの例)
・なぜ、メンタルが変わると売上が伸びるのか?
・セミナーで上がったモチベーションを持続させるには?
・能力が高いのに自信がない人の、「本当の自信」のつけ方
・社員のやる気を出す、2つの「目標」の使い方

こちらのフォームに、お名前とメールアドレスを記入して送信してください。

-人材育成×コーチング, コーチング, ビジネス

© 2024 眠っている能力を目覚めさせて、望む結果を創り出す パワーコーチ株式会社