能力開発×コーチング ビジネス

すごいセミナーを聞いても業績が伸びない人

先日、あるマーケティングのセミナーに行ってきました。

ミニセミナーのようなものだったので、基本をおさらいするくらいの
ちょっとした内容でしたが、他の参加者の方はとても興味を持った様子。
セミナー後の質疑応答でも、積極的に手が挙がりました。

その中で、ある経営者の方が、こんな質問をしたんです。
 

「ウチの会社の商品を見て、ここの販売ルートに流せば売れる、という
 提案とルートを持っている人を知りませんか?」
 

その先生は、自分はそういうルートを持っていないと答えた上で、
その社長さんにこんなアドバイスをしたんです。

「先に商品ではなく、どんなお客様に届けたいか、
 お客さまがどんなことで困っているか、というところから
 考え始める方がビジネスとしてはいいですよ」

まさにマーケティングの王道のアドバイスです。
やはり、自分の商品ありきではなく、お客さまを意識することが
よりたくさんの売上をもたらしてくれるわけです。

さすがだなぁ、と思いながら聞いていたんですが、
質問した社長さんが、そのアドバイスを受けてこう言ったんです。
 

「なるほど、そうですよね。
 ウチの商品をどこのルートに流すかが重要なんですよね。
 もう少しルートを探してみることにします」
 

私、自分の耳を疑いました。

先生の言ったことは何一つ聞いていなくて、
最初に自分が言ったことをリピートしてるんです。

しかも、先生のアドバイスには「そうですよね」と同意した上で、です。

ぜんぜん「そうですよね」じゃないじゃん! と(笑)

先生もちょっと困った顔をしましたが、そこはプロですから
そのまま否定せずにうまく流していましたが、
これは私にとって衝撃的な瞬間でした。
 

ここまで極端な人はあまりいませんが、いい話を聞いたり
最先端のノウハウを学んでも、成果が出ない人というのは、
多かれ少なかれこういう一面があります。

相手の言った話や、本に書いてあることの真意を掴まず、
「自分の都合のいいように解釈する」んです。

この人は、決して聞いていないわけではないんです。
ただ、話を聞いた後で、頭のなかで相手の言葉をねじ曲げて
「自分の考え」に合うように解釈してしまう。

この「ねじ曲げて解釈する」ことで、重要なことが伝わらず、
今までと変わらない考え方をして、今までと変わらない行動を取るので
現実が今までと変わらない、というわけなんです。
 

これを防ごうと思うと、かなり難しいです。
本人は無意識でやっていますから、
自分が「都合のいい解釈」をしていることに気づかない。

なので、コーチや参謀、コンサルタントのような外部の人の声を聞き
自分の考えが「ズレている」かどうかを常に確認した方がいいです。
 

ちなみに、「ズレている」ときに「ズレていますよ」と
指摘してもらうためには、聞く耳を持っている事が重要です。

「この人は言ってもどうせ聞かない」と思われたら、
誰も耳の痛いことを言ってくれなくなりますからね。

なので、他の人の意見を尊重する聞き方を身に着けていくことです。
この「都合のいい解釈」ばかりをしていると、どれだけ学んでも
何も変わらないという悲しいことになってしまいますからね。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント 

都合の良い解釈をしていないか、フィードバックを受けよう

-能力開発×コーチング, ビジネス

© 2022 眠っている能力を目覚めさせて、望む結果を創り出す パワーコーチ株式会社