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「振り返り」は両面を確認する

昨日のメルマガで、「振り返りが重要です」とお伝えしました。
PDCAサイクルというのがあって、
「評価」「調整」をすることで、目標達成が確実になる、と。

その「評価」「調整」ができるような2017年の振り返りを
これからメルマガでやっていこうと思います。
 

まず、ざっくりと振り返ってみたいのですが、
【2017年は、どんな年でしたか?】

お忙しいでしょうから、紙に書いたりしなくてもいいですよ。
ぱっと1年を振り返って、深く考えずに
「今年はどんな年だったかなぁ」と思い出してみてください。

「深く考えずに」というのがポイントです。
 

ぱっと出てきた答えは、どんなでしょうか?
「○○ができて、いい年だった!」と思う人もいれば、
「××があって、大変な年だった…」という人もいるでしょう。

ここでどんな答えが出てきてもかまいません。
「ポジティブな面だけを見ましょう」なんてことを
言うつもりもありませんし、むしろ反省点が出るなら大歓迎です。

重要なのは、「ぱっと出てきた答え」が、
普段のあなたの思考パターンを表している、ということです。
 

ぱっと出てくるのがポジティブな答えなら、きっと
普段からポジティブな面に目を向ける癖があるのでしょうし、
ネガティブなら、普段からリスクに目を向けるパターンなのでしょう。

この、深く考えずに出てきたものというのは、
自分のパターンを知るためのいいきっかけになるのです。
 

で、普段からポジティブでもネガティブでも、それはどちらでもよくて、
まずは自分のパターンを知るところから、です。

そうしたら、普段の思考パターンとは逆の方を、意識的に振り返ります。

普段からポジティブな人は、うまくいかなかったことや課題点を。
普段からネガティブな人は、できたことや成長したことを。

普段のパターンで考えることは、放っておいても振り返れます。
大切なのは、普段では見落としてしまう一面にあるのです。
 

1年を振り返ると、ポジティブなこともネガティブなことも
どちらもあったはずです。
そして、そのどちらにも、利用価値があるのです。

ポジティブな一面は、感情を前向きにし、自分の強みを認識し、
自信を育て、やる気を出し、次のステップに進む足がかりになります。

ネガティブな一面は、危機感を持たせ、自分の課題を明確にし、
成長すべき分野を発見し、目標への障害を明らかにします。

ポジ/ネガの両面を振り返り、腹落ちさせることが重要です。
 

ですから、少し意識を向けてみていただきたいのは、
最初の質問で出てきた答えの反対側です。

「どんな年でしたか?」の答えがポジティブだった人は、
うまくいかなかったことや大変だったこと、良くなかったことなど
ネガティブな面も見極めておきます。

答えがネガティブだった人は、うまくできたことや良かったこと、
ラッキーだったことや嬉しかったことなど
ポジティブな面を確認しておきましょう。
 

ポジティブにしてもネガティブにしても、片面しか見ていないと、
振り返りが不十分になる可能性があります。

ポジティブ思考の人は、ネガティブなことを見ないことで
リスクや自分の失敗パターンを忘れ同じ失敗を繰り返す可能性があり、
ネガティブ思考の人は、ポジティブなことを見ないことで
自信を失ったり経験を学びに行かせない可能性があります。

両面を振り返り、その両方を、来年の糧にしましょう。
このように、一つの物事を多面的に見る習慣をつけると、
より幅広い思考ができて、選択肢も増えてくるんですよ。

 
★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

振り返りは、ポジティブもネガティブも両方振り返ろう


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