✅ Level 1(Trainee)評価基準一覧
概要:「基本的なコーチングスキルの習得段階。面談の流れや型を学び始めている」
🟦 在り方(Being)
中項目 | Level 1の到達基準 |
---|---|
誠実さ | クライアントとの関係において誠実であろうとする意識はあるが、配慮や遠慮に流されがち。 |
倫理観 | 守秘義務や関係性の線引きについて、知識としては学んでいるが、実践への反映はまだ弱い。 |
自分軸・在り方の安定 | セッション中に不安や焦りが出やすく、自分を保ちながら関わることが難しい場面が多い。 |
離別感 | 相手の感情に巻き込まれやすく、同化や過剰な共感に陥りやすい。まだ明確な境界は保てていない。 |
対等性 | コーチとして「良い対応をしよう」としすぎることで、無意識に上下関係が生まれてしまう。 |
厳しさ・真実への覚悟 | クライアントの防衛や回避に対して、気づいていても何も言えない・踏み込めない。 |
信頼 | クライアントに対して「信じたい」という意識はあるが、変化を信じ切るには不安が大きい。 |
🟩 技能(Skill)
中項目 | Level 1の到達基準 |
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理解力 | 相手の話を聞くことには意識を向けているが、要点や背景を正確に理解するにはまだ難がある。 |
関係構築 | 話を聞こうとする姿勢はあるが、緊張や不安で関係性を深める余裕が持てないことが多い。 |
質問力 | 決まった型で質問しようとするが、話の流れや文脈に合っていないことがある。 |
対話設計力 | 面談の基本的な流れ(開始→探求→まとめ)を意識しているが、実際の場面では流れを見失いやすい。 |
介入・フィードバック | 相手に何かを返すことに躊躇があり、フィードバックそのものを避ける傾向がある。 |
変化促進力 | クライアントの気づきは生まれることもあるが、ほとんどが「話してスッキリした」で終わる。 |
論理的思考・構造化力 | 話の構造を理解することが難しく、話があちこちに飛ぶとついていけなくなる。 |
✅ Level 1(Trainee)小項目チェックリスト
「基本的なコーチングスキルの習得段階。面談の流れや型を学び始めている」
🟦 在り方(Being)
中項目 | 小項目(Level 1基準) |
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誠実さ | ・相手の話を丁寧に聴こうとする意識があり、誠実さを大切にしようとしている ・相手の反応を気にして、言うべきことが言えない場面が多い |
倫理観 | ・守秘義務や信頼関係の大切さを知識として理解している ・実際の場面で倫理的な判断をどうすればいいか戸惑うことがある |
自分軸・在り方の安定 | ・セッション中に不安や焦りが表に出やすい ・相手の評価や反応によって振る舞いがブレることが多い |
離別感 | ・相手の感情に巻き込まれて同化しやすいが、自覚は薄い ・共感しすぎて自分の立場を見失うことがある |
対等性 | ・「良いコーチでいなければ」という気持ちから、上下関係が無意識に生まれている ・相手の意見に必要以上に従ってしまう傾向がある |
厳しさ・真実への覚悟 | ・クライアントの逃避や防衛に気づいても、踏み込めずに見過ごすことが多い ・問いかけるべきと感じていても、言葉にできない |
信頼 | ・相手を信じたいという気持ちはあるが、目の前の状態に引きずられて迷いがち ・「本当に変われるのか?」と内心で疑問を持つこともある |
🟩 技能(Skill)
中項目 | 小項目(Level 1基準) |
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理解力 | ・相手の話を聴こうとする意欲はあるが、話の要点がつかめないことが多い ・相手の言葉をそのまま受け取り、文脈の理解が難しい |
関係構築 | ・傾聴の基本姿勢は持っており、話を聴こうとする意欲がある ・緊張や自己意識が強く、相手との関係性構築が不安定になりやすい |
質問力 | ・決まった質問パターンを使おうとしているが、文脈に合っていないことがある ・問いかけることに自信がなく、黙ってしまう場面がある |
対話設計力 | ・基本的なセッションの流れ(開始→探求→まとめ)を理解し始めている ・場面に応じた展開の調整は難しく、流れが断片的になる |
介入・フィードバック | ・相手に対して気づいたことを伝えることに戸惑いがあり、遠慮しがち ・フィードバックというより感想・同意の表明に留まりやすい |
変化促進力 | ・会話を通じてスッキリした感覚を提供することはある ・行動や考え方の変化を生み出すところまでは至っていない |
論理的思考・構造化力 | ・話の構造や論理の流れを捉えるのが難しく、混乱しやすい ・話が複雑になると理解が追いつかなくなる場面が多い |