✅ Level 4(Advanced)評価基準一覧
概要:「一般的なテーマで確実な成果創出ができる。メンタル+行動の両面支援が可能」
🟦 在り方(Being)
中項目 | Level 4の到達基準 |
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誠実さ | 誤魔化しや自己防衛に流されず、率直かつ丁寧な関わりを保っている。やや難しい対話においても誠実さを維持できる。 |
倫理観 | 守秘・契約・依存防止など、基本的な倫理事項を自覚し、安定して実践できている。複雑な場面では迷いが残るが、大きく逸脱することはない。 |
自分軸・在り方の安定 | 感情的に引きずられることなく、自分の立ち位置や意図を保ちながら関わることができる。ただし、場面により安定性に差が出ることもある。 |
離別感 | クライアントとの心理的な境界を一定程度保てており、巻き込まれすぎることは少ない。意識的に距離や関係性を整える力を持つ。 |
対等性 | クライアントに対して上下なく関わろうとする姿勢があり、概ね対等な対話ができている。自信のなさや評価への不安が出る場面も一部残る。 |
厳しさ・真実への覚悟 | クライアントの回避や自己正当化に対して、適切なタイミングで切り込める。まだ躊躇が残る場面もあるが、甘さには流されない。 |
信頼 | クライアントの変化や成長を信じて関わろうとする姿勢がある。相手の弱さに引きずられすぎることは少なく、前向きに関わることができる。 |
🟩 技能(Skill)
中項目 | Level 4の到達基準 |
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理解力 | 相手の言葉や意図を的確に受け取る力がある。価値観や背景の構造まで読み取る場面も多く、理解が的外れになることはほとんどない。 |
関係構築 | 十分な信頼関係を築くことができ、クライアントが安心して話せる場を作れている。やや距離感の調整に苦戦することもある。 |
質問力 | クライアントの思考や感情を深める質問を意図的に使うことができる。問いの質や順番に一貫性があるが、流れにやや偏りが出ることもある。 |
対話設計力 | セッション全体の構成を意識しながら、ある程度柔軟に調整できる。脱線への対応や焦点の戻しも概ねできるが、即興力には伸びしろがある。 |
介入・フィードバック | クライアントの視点を揺らすようなフィードバックを意識的に行える。やや遠慮や抑制が出ることもあるが、基本的には効果的に機能する。 |
変化促進力 | セッションの成果が、クライアントの行動や思考・感情の変化につながっている。短期的な変化だけでなく、中長期の視点も意識されている。 |
論理的思考・構造化力 | 話の筋道を理解し、矛盾や飛躍を指摘・整理できる力がある。複雑な話題でも、おおむね構造的に把握して関わることができる。 |
✅ Level 4(Advanced)小項目チェックリスト
「一般的なテーマで確実な成果創出ができる。メンタル+行動の両面支援が可能」
🟦 在り方(Being)
中項目 | 小項目(Level 4基準) |
---|---|
誠実さ | ・相手の反応を気にしすぎず、必要なことは丁寧かつ率直に伝えている ・場が緊張しても、自分を守るのではなく誠実に関係性を維持できている |
倫理観 | ・守秘・契約・距離感などの倫理的判断を実践に反映できている ・依存的な関係性や不明瞭な境界に気づき、修正を試みることができている |
自分軸・在り方の安定 | ・感情的に揺れることがあっても、自覚して落ち着いて戻ることができている ・「良いコーチであろう」と無理に振る舞うのではなく、等身大で関われている |
離別感 | ・クライアントの感情や課題に共感しつつも、巻き込まれずに観察できている ・共感と分析の切り替えができ、距離の取り方に安定感がある |
対等性 | ・相手の職位や発言力に委縮せず、自分の言葉で対話できている ・クライアントの考えを尊重しつつ、自分の視点も適切に共有できる |
厳しさ・真実への覚悟 | ・クライアントが避けがちなテーマにも丁寧に向き合わせようとする ・遠慮せずに、逃げや言い訳を指摘する問いかけができている |
信頼 | ・相手の成長可能性を信じ、変化の力を引き出す関わりを意識している ・今は見えない変化や成長にも、一定の確信をもって支援している |
🟩 技能(Skill)
中項目 | 小項目(Level 4基準) |
---|---|
理解力 | ・相手の発言や表情を文脈含めて正確に理解できている ・クライアントの言葉の背景にある価値観や前提を読み取ろうとしている |
関係構築 | ・信頼感のある雰囲気をつくり、クライアントが安心して話せる状態を作っている ・心理的安全性のある場の中で、深い話が自然に引き出されている |
質問力 | ・クライアントの気づきを促す質問が意図的に使われている ・問いの内容や順番に意味があり、流れに沿って対話が深まっている |
対話設計力 | ・セッションの構成を意識し、流れが目的に沿って整理されている ・状況に応じて進行の調整ができており、大きな脱線は修正できている |
介入・フィードバック | ・クライアントにとって受け取りやすく、意味のあるフィードバックができている ・時に挑戦的なフィードバックをしても関係性が維持されている |
変化促進力 | ・セッションでの気づきが、行動や感情の変化に具体的につながっている ・継続的な支援によって、中長期の成果も視野に入っている |
論理的思考・構造化力 | ・クライアントの話の構造を整理し、矛盾や飛躍を補完しながら理解できている ・複雑な内容を論理的に捉え、本人と共有できる形にまとめている |