私の周りには、頭のいい人が多いです。
考えが深かったり、機転が利いたり、回転が速かったり、
「この人、頭がいいなぁ」と驚いてしまいます。
こういう人たちは、本を読んだり新聞を読んだり動画を見たりすると、
すぐにポイントを理解し、意図を汲み取ることができますし、
それを即座に応用して、現場で使うことができます。
この「頭のいい人」は、どうして頭がいいのか、と
考えてみたことがあります。
そして、一つ「頭のいい人」がやっていることに気づきました。
それは、【抽象←→具体】の両面で捉えるということです。
一つの【具体的な】事例を聞いたら、一度【抽象的な】概念にして理解し、
一つの【抽象的な】原則を聞いたら、それを【具体的な】事例にします。
こうすることで、幅広い思考力とわかりやすい理解力を得ているのです。
たとえば、「部下をほめてあげましょう」ということを学んだら、
まず「部下をほめる」を抽象化します。
「ほめる」というのは、プラスの働きかけです。
ですから、「ほめる」以外にもプラスの働きかけはたくさんあるわけです。
「上司から挨拶する」「正当な評価をする」「家族のことを気にかける」・・・
頭のいい人は、「ほめる」というだけでなく、もっと大きな枠で
「プラスの働きかけをする」という理解をするわけです。
そして、「部下をほめる」を具体化して、
「持ち物をほめる」「髪型をほめる」「仕事ぶりをほめる」「才能をほめる」
など、それぞれのほめ方を掘り下げるのです。
そうすると、「部下をほめる」という一つの学びから
実にたくさんのことを身につけることができるわけです。
この【抽象←→具体】というのは、訓練しないととても難しいのですが、
身につけるととても便利なスキルです。
日頃から
「これはつまり、どういうことなんだろう?」(抽象化)
「たとえば、どういう例があるんだろう?」(具体化)
と、自分に問いかける訓練をするといいですよ。
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