以前、東京商工会議所のセミナーでもお話ししたのですが、
最近の中小企業での人手不足は深刻になっており、
中小企業基盤整備機構の調査では、「人手不足」と答えた企業が
73.7%、「深刻」と答えた企業は52.8%にのぼるそうです。
7割以上の会社が、「人が足りない」と困っているわけですね。
そこで、セミナーでは「人が辞めない」ことに焦点を当てて
コーチング的視点からお話ししたのですが、
今日はもう一つの視点で考えてみたいと思います。
それは、「社員の生産性を上げる」というものです。
社員一人あたりの生産性を高めることができれば、
少人数で今まで以上の成果を上げることができますから、
結果的に「人手不足」が改善するというわけです。
しかも、伸ばした成果は少人数で出しているわけですから、
社員に給料アップとしてフィードバックすることもできます。
もちろん、機械の仕様や接客の量など、
スキルが上がればなんとかなる問題だけではありませんが、
それでもスキルアップがもたらす恩恵は大きいです。
実際、人手不足の会社のうち75%もの会社が
「従業員のスキルアップ」に取り組んでいるそうです。
では、どうやって社員の生産性を伸ばせばいいのでしょうか?
技術研修やOJT、自主的な学習の支援、資格取得など
生産性を伸ばす方法はいろいろありますが、
一つ重要なことは、「アカウンタビリティ」という要素です。
これは、私がコンサルタントとして入っている会社が
大手企業さんに向けて提供している研修で伝えていることなのですが、
「組織の目標のために、自分がすべきことをすべてやる姿勢」
「目標に対して、何が何でも達成するんだという姿勢」
のことを言います。
どれだけのスキルや技術を身に着けさせたとしても、
「自分は給料分だけ働けばいい」とか
「自分の仕事じゃないから、他の誰かがやればいい」のように
目標達成や売上向上に取り組む姿勢がないと
結局その能力は発揮されないので、「ないのと同じ」になってしまうのです。
目標に対して主体的に取り組む姿勢こそ、
人が足りないときに、社員の生産性を伸ばして
業績を向上させる一番のポイントになるのです。
では、どうやって社員の主体性、「アカウンタビリティ」を
伸ばせばいいのかというと・・・
すみません、すごく長くなりそうなので、また今度お話しします。
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