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こちらの考えを受け入れようとしない相手にどう接するか?

★こちらの考えを受け入れようとしない相手にどう接するか?

「私の考えを何度も伝えているのに、ぜんぜん伝わっていない」

という人は、よくいますよね。

最近は「多様性」が重視されるようになったのもあって、
「自分の個性を認めてほしい」みたいな人が増えてきていて、

何でも個性を認めていると、会社が成り立たない、
みたいな話もあるようです。

このように、「自分の考えを相手が聞き入れない」というとき、
どう考え、どう振る舞うのがいいのでしょうか?

これを考えるとき、まずあなたに聞いてみたいのが、

『目玉焼きには、何をかけますか?』

ということです。

ふざけてるわけじゃないですよ。
ちょっと考えてみてください。

目玉焼きといえば、かけるものはだいたい、
醤油とか塩とか、ソースやケチャップ、ぽん酢をかける人なんかもいますね。

ちなみに私は醤油派です。

さて、あなたが私と同じ醤油派だったとして、
ソース派の人から

「目玉焼きといえばソースだろう。醤油なんてかけるんじゃない」

って言われたら、どう思うでしょうか?

きっと、
「あんたの考えを押しつけるんじゃないよ」
みたいに思うんじゃないでしょうか。

ソース過激派の人は、
「目玉焼きにはソースが至高!」と思ってるんでしょう。

なので、その最高の組み合わせで他の人にも食べてほしい。

その人にとっての「正解」は、「目玉焼きにはソース」なわけですね。

けど、それは「その人にとっての正解」であって、
他の人には他の人の正解があるわけです。

それを曲げて、自分の正解に合わせるように求めると、
衝突や反発が起こってしまう。

…これは、目玉焼き以外のことにも言えます。

「営業はどこまでも数字を追い求めるべきだ」
「営業は数字よりも顧客満足を求めるべきだ」

「会社は地域に貢献すべきだ」
「会社は自社の利益を最優先すべきだ」

「利益が出たら社員に還元すべきだ」
「利益が出たら設備投資を優先すべきだ」

「お客さまの要望には、多少無理をしてでも応えるべきだ」
「お客さまの要望には、無理をしてまで応えるべきではない」

これらは、どれも一理あるというか、
どっちが絶対正しいということのないものです。

「目玉焼きには醤油をかけるべきだ」
「目玉焼きにはソースをかけるべきだ」

という議論と、突き詰めれば同じということです。

つまり、部下や社員、同僚や上司に対して
「この人は何度言ってもわからない」
というとき、

もしかするとあなたが、醤油派の人にソースを強要しているのかもしれない

という可能性を考えてみることです。

人は、自分が納得しない「正解」を押しつけられると、反発します。

それは、目玉焼きに醤油をかけるかソースをかけるかも、
営業でガンガン攻めるかじっくり取り組むかも、
利益を給与やボーナスにするか設備投資にするかも、

どれも同じことです。

もちろん、会社組織の規律やビジネスの慣例と
目玉焼きに何をかけるかを全くの同列で語るわけではありませんが、

一方的に「これが正しいんだから、その通りにしなさい」
と言ってしまうのは、ビジネスにおいてもあまりよろしくありません。

ソース派の人が「醤油もいいけど、ソースもおいしいから試してみなよ」
と、相手の選択を認めつつ自分の意見を伝えるように、

「あなたの考えもわかるけど、○○する方が××の点でいいんだよ」
「あなたの意見は理解したけど、会社としては××の方針で行くことにしたよ」

のような関わり方をすると、
相手の態度に小さな変化が起こるかもしれません。

重要なのは、
「自分の考えは、唯一絶対の正解ではない」
「相手に自分の正解を押しつけても、受け入れられることはない」

ということです。

違う考えの人と意見がぶつかってしまう方は、
目玉焼きを思い出して相手に接してみてくださいね。


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