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子供のいたずらと、大人の問題行動の共通点とは

★子供のいたずらと、大人の問題行動の共通点とは

 

私が独立したばかりの頃のことなんですが、
当時自主開催していたセミナーにAさんという女性の方が
参加してくれていました。

 

そのセミナーは「自分を発見する」的なセミナーで、
それはそれで楽しく参加してもらえたんですが、

懇親会の席でAさんから、こんな相談を受けたんです。

 

「うちの息子が、いたずらばっかりするんですよ」

 

当時20代後半、子供どころか結婚もしてなかった私に
どうしてそんなことを相談したのかと思いますが(笑)、

どうも息子さんに手を焼いていた様子だったんですね。

 

Aさんと息子さんの状況を一通り聞いた後、私はこう答えました。

 

「もしかして、普段はあまり息子さんに構ってないんじゃないですか?

 子供って、親から関心を持たれないと死活問題ですから、
 いい子にしていて構ってもらえないと、構ってもらうために
 悪いことやいたずらをすることがあるんです。

 構ってもらえないより、叱られる方がマシですから」

 

それを聞いたAさん、はっとした顔をして

「まさにそうです! 私、ぜんぜん構ってあげてないです!
 そうか〜、だからいたずらして気を引こうとしてるんですね」

と、感心したように言っておられたんです。

(独身男子に言われたことを素直に受け取れるAさんはすごかったな…)

 

Aさんはそれ以来、こまめに息子さんとコミュニケーションを取り
普段から「構ってほしい欲」を満たしてあげたところ

息子さんのいたずらが、ピタッと止まったんだそうです。

 

こんなふうに、誰かの「困った行動」には
その人の心理的な目的があります。

本人が自覚していないことも多いですが、
無意識に
「ほめてほしい」「構ってほしい」のような欲求があって、
それを満たすためにやっている場合が多いです。

 

これは子供に限らず、大人でも同じことが言えますので、

自慢話ばっかりしてうっとうしいおじさんは
自分を受け入れて構ってほしいのかもしれないし、

なにかとネガティブなことばかり言う若者は
「そんなことないよ」と前向きな言葉を待っているのかもしれません。

 

そういう欲求が満たされていないときは、
それ以外のことに意識を向けるのが難しくなります。

トイレを我慢してるときにトイレ以外のことが考えられないようなものです。

「もっと前向きに考えなよ」と言っても、無理なんです。

 

逆に、気持ちを満たしてあげると、
そういう「困った行動」を取る必要がなくなってきます。

建設的な考えや周りへの貢献に意識を向ける余裕が出てきます。

 

なので、
「この人のこの行動は、何を満たそうとしてるんだろう?」
という視点で接してみると、新しい見え方に気づくかもしれません。


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