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社員が「仕事を好きになる」ための働きかけ方とは

★社員が「仕事を好きになる」ための働きかけ方とは

 

私は自分の好きなことを仕事にしていますので、
「仕事は好き」なんですが、

世の中には
「できることならあまり仕事をしたくない」
「仕事は好きじゃないけど生活のために仕方なくやっている」

という人もいますよね。
(というか、そっちの方が多いかもしれません)

 

好きじゃないことを嫌々やっていると、モチベーションは上がりません。
モチベーションが低い状態では、生産性も上がりません。
職場の雰囲気も悪くなりがちです。

部下や社員に、
「仕事が大好きで、楽しくて仕方ない!」とまでは行かなくても、
少しでも仕事に対して「好き」「楽しい」という感情を持ってほしい。

そう思う方も多いのではないでしょうか?

 

以前ご紹介した、居酒屋の幹部社員のYさんも、
同じように思っていました。

「嫌々やらされるんじゃなくて、楽しく仕事してほしい」

これを実現するにはどうするか、という話になったんです。

 

まず、Yさん自身がどうやって実現しようと思っているかを確認すると、

「やっぱり、できたっていう成功体験があると喜びになると思うんです。
 なので、小さなことでも「できた」ことをほめてあげて、
 一つひとつそういう気持ちを体験してもらうことですかね」

という答えが返ってきました。

 

さすがYさん、部下への承認力が高いな、と思い、
その答えを承認しつつ、

私はもう一段、強いリーダーシップを提案しました。

 

「Yさん、こんな話を知ってますか?」
と、有名な松下幸之助さんの逸話を話したんです。

 

(引用ここから)
松下電器の創業者松下幸之助さんが
つまらなそうに電球を磨いている工場作業員の人にこう言いました。

「あんた、ええ仕事してるなぁ」

 

それを言われた社員は、
「何を言ってるんですか、電球を磨くだけの、誰でもできる退屈な仕事ですよ」
と愚痴をこぼしたそうです。

するとその作業員に対して、

「本を読んで勉強している子どもがおるやろ。
 そんな子どもが夜になって暗くなったら、
 字が読めなくなって勉強したいのにできなくなる。

 そこであんたの磨いた電球をつけるんや。
 そうしたら夜でも明るくなって子どもは夜でも
 読みたい本を読んで勉強できるんやで。

 あんたの磨いているのは電球やない。子どもの夢を磨いているんや。

 

 暗い夜道があるやろ。
 女の子が怖くて通れなかった道に、あんたが磨いた電球がついたら、
 安心して笑顔で通れるんや。

 ええ仕事やないか」

と言ったそうです。

(ここまで)

 

Yさんのいる会社は居酒屋さんです。

やる仕事はお酒や料理を運ぶ、席に案内する、
テーブルをセットする、料理を作る、掃除をする… 
といったところでしょうか?

それぞれの作業は、失礼な言い方かもしれませんが
これといって「楽しい」とは思えない人が多いでしょう。

 

そこでYさんに、こう尋ねました。

「居酒屋さんの仕事を、松下幸之助さんのように表現するなら
 どんな仕事になりますかね?」

 

すると、少し考えた後、こう答えました。

「私、いつも思ってることがあって、居酒屋って
 明日への活力を提供してると思うんですよ。

 仕事で嫌なことがあって、同僚と愚痴をこぼすんでも、
 飲みながらしゃべって、「明日から頑張ろうか」と思える。

 友達と楽しく盛り上がって、めっちゃ楽しかったら、
 明日も元気に頑張ろうと思える。

 居酒屋って、そういう場所であってほしいと思うんです」

 

ほーら、出てきた(´▽`)

料理やお酒を運ぶ仕事、ではなく、
「明日への活力を提供する仕事」。

こっちの方が、みんなの役に立ってると実感できるじゃないですか。

 

私たちには、「誰かの役に立ちたい」という
根源的な欲求があります。

「私たちの仕事は、こんなに人の役に立っているんだよ。
 そういう、かっこいい仕事なんだよ」

と、仕事に対するポジティブな『意味づけ』を伝えてあげると、
仕事に対して前向きに捉えられます。

「自分の仕事、けっこうイケてるんじゃね?」
と思えるかもしれません。

 

もちろん、一度朝礼とかで言っただけでは伝わらないかもしれない。

だけど、ことあるごとに「明日への活力を提供する仕事」と伝え、
「あなたは、そういういい仕事をしてるんだよ」と伝える。

 

こういう「ものの捉え方」を伝えていくことも
上司・経営者の仕事の一つなのではないでしょうか。


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