人材育成 コーチング

コーチングの基本は【聴く】ことではない

Pocket

90947290
以前、ある交流会でお会いした人と、数名で話していたときのこと。
私に「コーチングって、何ですか?」と質問した方がいました。

まあ、コーチングというのは、わかるようでわからないですし、
馴染みのない方からすると、聞きたくなるのもよくわかります。

そこで、噛み砕いてお答えしようと思ったそのとき。
もう一人の、年配の男性が、割って入ってこう言ったのです。

「コーチングってのは、話を聴いてあげることなんですよ」
・・・

ええ。間違っちゃいないですよ。

けどね。それでは浅すぎる。
コーチングの本質にかすりもしていないのです。

まあ、私も大人ですから、その場は彼の顔を立てて黙っていましたが、
コーチングは、「話を聴く」だけだと、ちょっと不十分なんですね。

もちろん、相手の話を聴くのは大前提なんですが、
「聴く」ことを目的にしていると、
うまくいかないことが多い。

私たちプロコーチが、コーチングのときに気をつけているのは、

【相手を理解する】ということです。

【聴く】と【理解する】では、その密度が圧倒的に違います。

「聴く」の場合は、相手の言葉をそのまま聞いていればいいですが、
「理解する」ためには、相手の言葉の意味や思考、感情を
詳細に読み取りながら聞かなければなりません。

さらに、自分の理解が間違っていないか確認したり、
相手の言葉が本音かどうかを観察したり、
言葉に出さない気持ちや、奥に秘めた本当の考えを引き出さなきゃいけない。

【理解する】の方が、圧倒的に相手への興味が強いのです。

そして、「理解しよう」としてくれるコーチには、
相手も「理解できるように話そう」としてくれます。
心を開きやすいので、本音を引き出し、深いレベルのコーチングができます。

ですから、部下の育成にコーチングを使おうという場合には、
ただ「聞いている」だけではなく、
部下の考えや気持ちを「理解する」ように聞いたほうがいい。

「この人のことを、理解しよう」
この意識を持つと、聞く姿勢も変わりますし、
もっと踏み込んだ質問ができるようになります。

そのための具体的な質問のスキルなどは、本を読めば書いてありますが、
スキルを使う「目的」がずれていると、うまく使えません。

ただ「聴く」のではなく、「理解する」つもりで聴く。
ちょっとだけ、意識してみてくださいね。

★やる気のある人材を育成するコーチングスキルのポイント  

相手の話を「聴く」のではなく、相手を「理解」しよう

Pocket

-人材育成, コーチング
-, , , ,

© 2021 おとうふメンタルを活かして望む結果を創り出す パワーコーチ株式会社