コーチングをしているとたまに言われるのが、
「コーチングがいいのはわかるけど、仕事の現場では使えないよね」
というご意見。
管理職研修などでコーチングを学んだ上司が
現場で使ってみたら部下の反応がイマイチで、
「結局机上の空論じゃん」と思ってしまうらしいです。
ネットで検索しても、
「コーチング 使えない」
みたいなキーワードが出てきますしね。
こういう声を聞くたびに、コーチングを20年近くやっている身としては
「もったいないなぁ・・・」と思ってしまいます。
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同じテーマでYouTubeに動画も出していますので、
お時間のあるときに見てみてください。
(部下育成にコーチングは使えない? 研修では教えない本当のコーチングの使い方)
>> https://youtu.be/2-F-1_oiupo
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仕事の現場でコーチングがうまく機能しないことは確かにあります。
それには理由があって、そこを考慮して使わないと、
ちぐはぐなコミュニケーションになってしまい、
部下から
「また課長が変な研修受けてきたよ…」
みたいに言われてしまうんです(笑)
では、なぜコーチングが仕事で使えないのか?
それは、
・熟練度の違い
・関係性の違い
です。
●熟練度の違い
熟練度については、まあそのままの意味で、
コーチングも技術ですから、きちんと習得しようと思ったら
ある程度以上の訓練が必要になります。
1〜2日、座学で研修を受けただけでは、基礎の基礎くらいしか学べておらず、
仕事の場面に限らず、実用レベルには届いていないわけです。
では、コーチング研修に意味がないのかというとそういうわけではなく、
「コーチング」を部下とのコミュニケーションに応用すれば
関係性が改善することも期待できますし、
フィードバック技法など、仕事で使える技術に限定して研修すれば
すぐに現場で試してみることも可能です。
要は、「コーチング」を全部使おうとしない、ということですね。
●関係性の違い
仕事の場において、上司と部下の間でコーチングすると
うまくいかなくなるのは、こちらの理由が大きいです。
拙著にも少し書きましたが、コーチングというのは
コーチとクライアント(相談者)が対等の関係という前提があり、
コーチは直接の利害関係がない人間が行います。
それに対して、上司と部下では
上司と部下は対等の関係ではなく、コーチ側に大きな権限があります。
上司には人事考課の権限がありますから、
当然、二人の間には利害関係があります。
そう簡単に本音で言いたいことを言ったりはできません。
この違いを理解した上で、やはりコーチングを”応用して”使う必要があります。
YouTubeの動画では、コーチングの目的に焦点を当てて
上司・部下の関係でどうやって部下育成に役立てていくかをお伝えしています。
コーチングは「答えを引き出す」のではなく…
という話をしていますので、お時間を取ってご覧になってみてください。
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