最近は何でも○○ハラと言われてしまう
ちょっと窮屈な環境になってきましたね。
ところによっては、髪の毛を切ってきた女性の部下に
「髪切ったの? 似合うね」とほめたら
「セクハラです!」と怒られたなんて話もあるそうです。
「髪切った?」って聞くだけでセクハラになるなんて、
タモリさんも話題に困りそうですね…
笑っていいともの話はさておき、
職場内での話題一つにも気を遣う昨今、
どうすればハラスメントにならないのでしょうか?
セクハラにしてもパワハラにしても、
調べてみるとある程度の定義やガイドラインが存在します。
たとえばセクハラについては、男女雇用機会均等法の中で
定められているそうです。
(ググったら出てきたので、参考にどうぞ)
>> https://keiyaku-watch.jp/media/kisochishiki/sexualharassment-teigi/
このような定義があると、どうすればいいかがわかりやすいですね。
ただ、ハラスメントというのは価値観の違いが大きく表れます。
「髪切ったの? 似合うね」は、言った上司としては
性的な意味などなく、ただほめただけなのに、
言われた部下が「性的な発言をされた」と感じてしまうと
「セクハラされた!」となってしまうわけです。
「髪切ったの?」が性的発言かどうか、
客観的に評価すれば「セクハラではない」と結論づけられるかもしれません。
上司が「セクハラではない。だからOKだ」と言うのは簡単ですが、
それは実は、ポイントを外してしまっています。
「セクハラではない」といくら論理的に説明して
セクハラではないことを客観的に立証したとしても、
それで
「そうか、課長はセクハラしたんじゃなかったんですね。
私の勘違いでした〜(´▽`)」
とはなりませんよね。
「たしかに理屈ではそうかもしれないけど…」と
感情的には不満を持ったままになる可能性が高いです。
問題は、その発言がセクハラかどうかではなく、
それ以前のところにあるのです。
ポイントは、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」。
たとえば、いつも下ネタばかり言ってて
たいして仕事もせず、部下に負担ばかりかけている上司が言ったら
「キモっ、セクハラ!」と思うでしょうが、
いつも部下を気にかけて、いいところをほめていて、
自分も努力していて、部下に慕われている上司が言ったら
「気づいてくれたんだ、嬉しい!」と思うかもしれません。
身も蓋もない話ではありますが、
同じ「髪切ったの? 似合うね」という言葉でも、
「言われて嬉しい相手」と「言われてキモい相手」がいるんです。
こう言うと、
「上司を差別するのか!」とか
「人によって態度が違うのはおかしい!」とかって思う人もいますが、
人間ですから、そう感じてしまうのは仕方のないこと。
逆に、上司だって普段の部下の振る舞いや関係によって
対応が変わることもありますしね。
「何を言うか」ではなく「誰が言うか」。
つまり、職場の中でセクハラやパワハラなどの
ハラスメントを起こさないためには、
普段からの関係構築が一番の肝になるというわけです。
いい関係性があれば何をしてもいいというわけではありませんが、
「髪切ったの?」と言ったくらいでハラスメントと感じられないくらいの
良好な関係性を、普段から作っておく必要があります。
そのためにも、
・まずは仕事の上で、十分に部下を承認する
・そして仕事以外の部分でも、十分に部下を承認する
・上司自身の仕事も、きちんとやるべきことをやる
というようなことを積み重ねて、
「この人に言われるのなら嫌じゃない」と思われる人になる。
当たり前のことのようですが、これが重要になってきます。
ハラスメント云々を抜きにしても、職場の人間関係は
離職率や生産性などにも大きく影響してきますので、
コツコツといい関係を積み重ねていきたいものですね。
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