さて、今日はそんなコーチングの話を。
ご契約していただいている、Hさんの話です。
クライアントさんからは、許可をいただいています。
(ブログでネタにさせていただくという契約なのです)
個人で独立するときに、見落としてはいけないこと
Hさんは、現在会社にお勤めの方。
ですが、今の仕事をずっと続けるつもりはなくて、
近いうちに独立したいということで、コーチングを受けています。
女性を支援する仕事をしたいということなのですが、
どうもはっきりしない様子。
「やりたいと思うんですけど、今の仕事が忙しくて…」
「うまくいきそうなら、やってみたいです」
「独立して、病気になったらと思うと不安で…」
なかなか不安が先行して、前に進めないんです。
で、こういうとき、普通のコーチだと、
今の仕事の忙しさを解消したり、時間の使い方を考えたり、
病気への備えをどうするか考えたりするんですが、
実はそれでは、Hさんの問題は解決しません。
Hさんは、独立を考えるにあたって、重要なポイントを
外したままであれこれ考えているんです。
それは、「寝食を忘れるほどの情熱」です。
お金のため、生活のために、頑張って仕事するのであれば、
ほぼ確実にお金がもらえる会社員の方がいいです。
独立なんてリスクを負うことはないんです。
Hさんは、会社からちょっといい額の給料をもらっていたので、
「お金のため」「生活のため」だと、その給料を手放せず、
不安や不利な条件がどんどん出てきてしまう。
その根っこには、「確実にもらえるお金を手放したくない」という
Hさんの感情があるわけで、
表面の問題を解決しても、また本人が問題を創りだしてしまうんです。