能力開発×コーチング コーチング

エグるコーチングのやり方

どうも最近、私は「ドSコーチ」やら「内面エグる系」やら
えらい言われようなんですが(笑)、
そんな私が、どうしてそう言われてしまうのかを考えてみました。
 

実際のところ、私が「エグる」ことを意図してコーチングすることは
ほとんどありません。

目的はクライアントさんに結果を出してもらうことですから、
エグろうと思ってエグっているわけではないのです。
ただ、結果的にエグッてしまっているだけなんですね。

たまに「どうやってエグるんですか?」と聞かれますが、
別に内面をエグるスキルがあるわけではないのです。
 

では、私が何をやっているのかというと、
「相手の話の、疑問に思う部分を詳細に聞く」
「話や行動の中で一貫性のないところを確認する」
ということです。

この作業が、人によっては「えぐられた」と思うのでしょうね。
 

たとえば、わかりやすい例を挙げるとすると、
「甲子園で優勝したい野球少年」がいたとします。

この子が「甲子園で優勝したいんです」と言いながら、
毎日練習をしていなかったら、どうでしょうか?
 

私だったら、不思議に思ってしまうのです。

優勝したいなら、練習するのが普通だろうに、
練習しないのには何か理由があるのではないか?
練習しない事情や問題があるのではないか?

もしそれがあるなら、対処しないと、目標達成ができません。
クライアントが目標達成するためのコーチですから、
そこはちゃんと確認する必要があるわけです。

で、
「どうして練習していないんですか?」
という質問になります。
 

たとえばその答えが「友達に誘われて、時間が無くなるんです」
というものだったとすると、
「この人にとっては、甲子園より友達のほうが重要度が高いのかな」
と私は理解します。

そうでなければ、友だちに誘われても練習しますからね。

ただ、これは私の推測なので、クライアントに確認をします。
「なるほど、甲子園より友だちと遊ぶほうが重要なんですね」
 

多くの人は、こういうことを言われたときに
「エグられた」という反応をしますね。

たぶん、「甲子園で勝ちたい」と口で言いながら
それより友だちと遊ぶことを優先しているという矛盾に
気付かされてしまってバツが悪いとか、そういうことなんでしょうが、

別にエグッているわけではなく、ただの確認作業なんです。

ただ、クライアントとしては、自分のバツの悪さや
覚悟の中途半端さを自覚してしまうので、感情が動きます。
この「感情の動き」が、行動を生むわけですね。
 

つまり、
「相手の話の全体像を掴み、噛み合わない部分を見つける」
「噛み合わない(理解できない)部分を確認する」
「自分が理解したことを、「私はこう理解しました」と伝える」
ということをやっているだけで、
別にエグッているわけではないのです(しつこい)
 

これは、部下の指導でも同じことがいえます。
頭ごなしに「それは違う」と否定したり、
「こうやるべきだ」と意見を押し付けたりするのではなく、

部下の話の全体像を掴み、矛盾点を見つけ、指摘・確認する。
こうすることで、部下が自ら気づき、感情を動かして
振る舞いを改めるようにしてあげればいいのです。

そうすると、部下自身が「変化しよう」と思って動くので、
上司に何かを言われるより、高いモチベーションで仕事に取り組みます。
 

影響力の基本は、「相手を理解する姿勢」から始まるのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

相手の話の矛盾するところを、確認しよう


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