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年商3000万を達成する人の「在り方」とは?行動しているのに結果が出ない本当の理由

この記事のポイント

  • 目標達成の要素は「Have(結果)」「Do(行動)」「Be(在り方)」の3つに分けられます。
  • 多くの人は「何をすべきか(Do)」に集中しがちですが、行動の土台となる「どうあるべきか(Be)」を見落としています。
  • 「在り方(Be)」が目標とズレていると、どんなに正しい「行動(Do)」をしても、望む「結果(Have)」は手に入りません。
  • 目標達成への最短ルートは、まず「欲しい結果にふさわしい在り方」を定め、それを体現することから始まります。

「行動(Do)」しているのに、なぜ「結果(Have)」が出ないのか?

先日、ご自身でビジネスをされているIさんという方のご相談に乗りました。一生懸命に取り組んでいるにも関わらず、思うように成果が上がらない、というお悩みでした。

今回は、このIさんの事例を元に、「願望実現」や「目標達成」の核心に迫るお話をしていこうと思います。(もちろん、個人が特定できないよう詳細は一部変更していますので、ご安心ください)

【ご相談の事例】年商3000万円を目指すIさんの計画

セッションを通じて、Iさんのビジネスにおける当面の目標は「年商3,000万円」であることが明確になりました。そして、その目標を達成するために、Iさんはこう語ってくれました。

「なるほど、目標は3,000万円ですね。それなら、集客のために〇〇をやらなければ」
「今の××という業務をもっと効率化する必要もありますね」

素晴らしいですよね。目標を設定し、それを達成するための具体的な「行動計画」をすぐに考え出す。目標達成に向けて非常に重要なプロセスです。

しかし、その話を聞いていた私は、ある決定的な要素が欠けていることに気づき、「Iさん、ちょっといいですか?」と、彼の思考に割り込ませていただきました。

その欠けていた要素こそ、多くの人が見落としがちな、成功の土台となる考え方だったのです。

目標達成を左右する「Be, Do, Have」の法則

私がIさんにお伝えしたのは、私たちコーチングの世界では基本となる「Be, Do, Have」というフレームワークです。

これは、物事を3つの要素に分けて考えるモデルです。

  • Have:得たい結果、手に入れたいもの(例:年商3,000万円)
  • Do:結果を得るための具体的な行動(例:集客、業務効率化)
  • Be:その行動を支える自分自身の「在り方」や「考え方」、「状態」

Iさんは「Have(年商3,000万円)」を明確にし、そのための「Do(行動)」を考えていました。ここまでは、多くの方がやることです。

しかし、彼の話からは、最も土台となるべき「Be(在り方)」の視点がすっぽりと抜け落ちていたのです。

「在り方」なんて、なんだか抽象的で、ちょっと説教くさい感じがしますよね。だからこそ、軽視されがちなんですが、実はこの「Be」がズレていると、その上に乗っかる「Do」と「Have」も、ドミノ倒しのようにすべてズレていってしまうんです。

「在り方」が変われば「行動」も「結果」も変わる

例えば、あなたが営業という「Do(行動)」をするとします。その時の「Be(在り方)」によって、未来がどう変わるか見てみましょう。

【Be:在り方】「営業は苦手だから、できればやりたくない」
この在り方だと、営業に行く足は重くなり、行動量(Do)は自然と減るでしょう。お客様の前でもどこか自信なさげになり、結果(Have)として売上は伸び悩む可能性が高いですよね。

では、こうだったらどうでしょう。

【Be:在り方】「営業は苦手だけど、お客様のために必ずできるようになる」
同じ「苦手」でも、在り方が全く違います。これなら、果敢に営業に挑戦し(Do)、毎回うまくいかなかった点を反省・改善するはずです。その積み重ねが、いずれ大きな売上(Have)に繋がっていくことは、容易に想像できますよね。

つまり、こういうことです。

在り方(Be)が、行動(Do)を決め、
行動(Do)が、結果(Have)を決める。

欲しい結果にふさわしい「在り方」を先に身につける

この法則を理解すれば、やるべきことは明確です。

あなたが本当に欲しい「Have(結果)」があるのなら、まず最初に、「その結果を手に入れるにふさわしい自分とは、どんな在り方(Be)の人間だろうか?」と考え、その在り方を先に身につけることが、成功への最短ルートなのです。

私はIさんにこう伝えました。
「Iさん、年商3,000万円という結果が欲しいなら、まず年商3,000万円を稼ぐ人にふさわしい『在り方』を身につけましょう」と。

では、「年商3,000万円のBe(在り方)」とは、どんなものでしょうか。おそらく、こんな感じですよね。

  • 言い訳をせず、やるべきことはすぐやる。
  • 失敗や気分の落ち込みを引きずらず、すぐに立ち直る。
  • 問題を他人のせいにせず、すべては自分の責任だと捉え、現実を創っていく。

この在り方や考え方を日々意識し、磨いていくことで、自然と行動の質と量が高まり、年商3,000万円というゴールに近づいていくのです。

まとめ:結果を変えたければ、まず「在り方」を変えよう

もちろん、Be, Do, Haveの3つすべてを考えることは重要です。しかし、もしあなたが「行動しているのに結果が出ない」と悩んでいるなら、一度立ち止まって、ご自身の「Be(在り方)」を見つめ直してみてください。

あなたの「在り方」は、あなたの望む「結果」にふさわしいものになっていますか?

結果を変えるのは、小手先のテクニック(Do)ではありません。あなたの根幹をなす「在り方(Be)」なのです。


あなたの「Be, Do, Have」を明確にし、新しい結果を得ませんか?

「在り方」が重要だとわかっていても、一人でそれを見つめ直し、変えていくのは簡単なことではありません。私のコーチングでは、あなたの理想の「Have(結果)」を明確にし、そこから逆算して、あなたに最適な「Do(行動)」と「Be(在り方)」を共に創り上げていきます。

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この記事を書いた専門家

中城 卓哉(なかしろ たくや)

パワーコーチ株式会社 代表取締役
経営者・管理職専門のビジネスコーチ

「私たちは夢を叶える会社です」を経営理念に、経営者や管理職が抱える「人の問題」に特化したコーチングを提供。科学的な理論と豊富な現場経験に基づき、幹部育成、チームビルディング、組織のビジョン設定などをサポート。クライアントが本来持つ能力を最大限に引き出し、ビジョンの実現に貢献することをミッションとする。「在り方」と「やり方」の両立を重視し、小手先のテクニックではない、本質的なリーダーシップ開発に定評がある。

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