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ケンちゃんが先生に殴られたのはなぜか

私が小学生の頃、同じクラスにケンちゃんという男子がいました。

ケンちゃんはちょっとやんちゃな子という感じで、
勉強はあまり得意ではなく、ちょっといたずらをしては怒られるような
そんなキャラの友達でした。
 

ある日、ケンちゃんと担任の先生が話していたとき、
ケンちゃんがある一言を言ったら、先生が彼を殴ってしまったのです。

殴ったと言っても、体罰とか暴力とかのレベルではなく、
持っていた出席簿で頭を叩いたくらいのものですし、

その後で先生は「ごめん、叩くべきじゃなかった」と謝っていて
ケンちゃん自身もそれで傷ついたりするような子でもなく、
別に大きな問題になるようなことではなかったんですが、

このとき先生がケンちゃんを叩いた理由が、とても重要なことだったんです。
 

先生がケンちゃんを叩いた理由。
そのきっかけは、ケンちゃんの
「うそっ!」
という言葉でした。
 

覚えてませんが、その前に、先生が何か言ったんだと思います。
その、先生が言ったことに対して、
「うそっ!」と言った。

それで先生が怒って、叩いてしまったんですね。
 

「うそっ!」の一言で怒るなんて、器の小さい先生だ、
と評価することもできますが、私はこのときに先生が言ったことが
とても重要だと思って、今でも気をつけるようにしています。
 

「そう軽々と、人を嘘つき呼ばわりするんじゃない」
 

先生は、ケンちゃんを叩いた後、そう言って叱りました。

子供にとっては「えー、うっそ〜 信じらんない(*´▽`*)」
というような軽い言葉なんですが、
先生は言葉を大切にしていたため、真剣に怒ったのでしょう。

たしかに、相手の言ったことに「うそっ!」と言うのは、
相手の言葉を嘘だと決めつける言葉とも取れます。
(もちろん、本人にそんなつもりはないんですが)
 

こういう些細な言葉一つで、コミュニケーションが行き違う
なんてことは、コーチングしていても多いです。
我が家でも、妻とちょっとの言葉の違いで行き違うことがあります。

だからこそ、使う言葉には気をつけて、丁寧に使ってほしい。
先生はそういうことを教えたかったのかと思います。
 

まあ、叩くことないじゃん、と思いますし、
それで信頼関係がなくなることもあるわけですから、
先生の行動自体はほめられたものではありませんが、

無意識に出てくるちょっとした言葉で、
人間関係が変わってしまうということは、知っておいてもいいと思います。
 

なので、私は自分の知らないことや驚くようなことを言われたときは、
「え、本当に!?」と言うようにしています。

「うそっ!」だと、「あなたは嘘をついてるんでしょ?」になりますが、
「本当に?」だと、「私には信じられないけど、嘘かどうかはわからない」
というメッセージになり、決めつけることなく驚きを表現できます。
 

気にしすぎるとコミュニケーションが窮屈になってしまうんですが、
それでも、できる範囲で相手に敬意を持って接したいものです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

一つひとつの細かい言葉に気を配ろう


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