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多くを求めない若い世代に火をつけた話

昨日は、中高生を対象に、グループコーチングをしてきました。
母校の合唱部で、部活の活性化のためにと依頼を頂いたので。

それで、部員の話を聞いていると、今の若い世代の傾向なのか、
彼らはあまり多くを求めないんですね。

「それなりにいい演奏ができればいいです」
「スムーズに練習できればいいです」
 

うーん、それ、おもしろいのかなぁ?
と思いながら、あの手この手で働きかけていると、
ある高校二年生が、ぽろっとこう言いました。

「欲を言えば、コンクールで賞をとるくらいのレベルがいいです」
 

お、本音が来た!

そう思って、この本音の火種を消さないように、
「マジで!? それ、いいじゃん! やっぱり賞とりたい?」
というように引き出すと、他の生徒達も

「できるなら、このあいだ取れなかった賞をとりたいです」
「本当は、NHKのコンクールで金賞ほしいです」

と、次々にこの火種が燃え移って、全体に広がっていきました。
 

もちろん、今の彼らのレベルで、いきなりNHKコンクールの金賞は
かなり難しいというか、現実的ではないかもしれない。

私も「まあ、今年のコンクールでいきなり金は難しいかもしれないね」と言いました。

だけど、本音が「やってみたい」「ほしい」と思うことを
「現実的ではないから」と押し込めてしまっては、
彼らの本当の情熱、本当の楽しさまでも押し込めてしまいます。
 

欲しいと思う【感情】と、実際にそれができる【技術・能力】は別のもの。
だから、仮に技術が伴わなくても、欲しいという【感情】を持っていいんです。

そして、この【感情】が盛り上がると、自分から動けるようになります。
言われてやる練習と、自分からやる練習では、質が違います。
結果、技術や能力が、今まで以上に伸びてくる。

いきなりNHKは無理でも、別のコンクールで賞を取れるかもしれない。
その可能性が大きく開いてくるんです。

「難しいかもしれないけど、求めていいんだよ。求めなかったら、絶対に手に入らないからね」
「ほしいなら、そのためにいい練習して、いい音を鳴らそう」
「最初のステップとして、去年取れなかった賞に届くようにがんばろう」
と、彼らの火種に燃料をくべて、情熱が続くように勇気づけをしました。
 

まず最初に、「自分は何を求めているのか」「本当は何がほしいのか」を
少し現実的でなくても、正直に知ること、表現すること。
ここが、すべてのスタートになるんです。


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