人材育成×コーチング

社員が何を考えているかわからないときの対処法

よく、社員がなんでそんなことをするのかわからない、とか
今の若い人は何を考えているかわからない、と
相談を受けることがあります。

 

私自身もそろそろ40歳が近づいて、「おじさん」と呼ばれるようになりまして、
若い人の気持ちもわからない年代になってきました。
なので、そういう社長さんの悩みもよくわかります。

 

ただ、よくよく話を聞くと、「何を考えているかわからない」のではなく、
「彼らの考えが受け入れられない」というだけだったりします。

 

たとえば、「若い人は残業しないで帰ってしまう」という人がいたとき、
それは「若い人がなぜ残業しないのかわからない」のではなく、

その人は「仕事は残業してでも終わらせるべき」と思っているのに対して
若い人は「そこまで仕事するより、プライベートを充実させたい」
と思っているのだと知っているんです。

 

上の世代の人は、それは「わかる」わけです。
ただ、「仕事よりプライベートが重要」という価値観に
【同意できない】、というだけです。

 

これ、ただの言葉遊びに見えるかもしれませんが、とても重要なことです。

 

「何を考えているのかわからない」のであれば、解決策は
「わかるようにする」ということですから、

若い人に話を聞いたり、人事系の記事を読んだりすれば、
「わかる」ことはできる。

 

ただ、「価値観に同意できない」のであれば、話が違ってきます。
話を聞いても、雑誌やネットの記事を読んでも、
本人がそれに同意できないわけですから、意味がないわけです。

こうなると、解決策は「価値観のすり合わせ」になってきます。
こっちのほうが、かなり難易度が高いです。

 

「わかる」だけでいいなら、対策は簡単。

ですが、「価値観をすり合わせる」となると、
簡単に挙げるだけでも、これだけのことが必要になります。

1.相手の価値観を明確に言葉にする
2.自分の価値観を明確に言葉にする
3.相手の価値観を受け止め、理解を示す
4.自分の価値観を相手にわかるように説明する
5.共通の目的のための解決策を一緒に考える

 

それで、相手の価値観を否定することなく、
経営者の望む結果を出していく方法を考えていくわけです。

(小さな会社なら直接対話できますが、ある程度の規模になったら
これを社長のスピーチや文章でやる必要があります)

 

これは、一見するとすごく「めんどくさい」ことです。
そんなことをせず、「社長の命令なんだから、大人しくやれ」で
社員を従わせたほうが、どんなに楽でしょう。

 

ただ、それでは社員は、仕事を「やらされているもの」と捉え、
「生活のために仕方なく働いている」状態になります。

当然、言われた以上の仕事はしませんし、
やる気もあまりない状態になるでしょう。

 

それだけでも困ったものですが、さらに今の人材市場を考えると、
優秀な人ほど、さっさと転職して他社に行ってしまいます。
そうすると、会社が被るダメージは計り知れません。

 

ちょっと面倒ですが、一度「社員の価値観を理解する」
「価値観をすり合わせる」ということに取り組んでみてはいかがでしょうか?

人は「わかってほしい」「認めて欲しい」欲求がありますから、
それだけでも、社員が定着し、やる気を出してくれますよ。

 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

社員と社長の価値観をすり合わせてみよう

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