能力開発×コーチング コーチング

事業は成功したけど、毎日耐え難いストレスで…

少し前にコーチングした中山さん(仮名)の事例を。
プライバシーに配慮して、細部を変えてお届けします。

中山さんは数百名の社員を抱える会社の社長さん。
過去のクライアントさんに紹介いただきました。

東京の方なのでZOOMでお話ししたんですが、
いかにもやり手という感じのオーラが画面越しにも感じられて、
だいぶ緊張したのを覚えています。

 

そんな中山さんが、なぜコーチングを依頼してくれたかというと、

【お酒がやめられない】

ということだったんです。

 

健康のためにも、仕事の生産性のためにも、
お酒は飲むべきではないと思っている。

だけど、夜家に帰ると、何も考えずにチューハイを作り
Netflixを見ながら飲み続けてしまう。

そして、気を失うほど飲んだくれてしまい、
気づいたら朝になっている。

 

・・・とまあ、こんな具合なんだというんですね。

 

お酒をやめられないという場合、
一般的には「アルコール中毒」という病気とみなし、
お酒を飲まなくなる治療をするんだと思いますが、

コーチングでは「お酒」ではなく
「お酒を飲ませている感情」に集中します。

 

「中山さんは、どうしてお酒を飲むんですか?」
「なんとなく、習慣になってるんですよ。
飲まないと落ち着かないというか、飲むのが普通というか。

「なるほど、そうなんですね。
飲むと、どんな気持ちになるんですか?」
「嫌なことを忘れて、リラックスできる感じです」

「リラックス、ですか。やはり普段は緊張していますか?」
「そうですね。仕事のストレスがかなりありますので」

 

というように、お酒にまつわる感情を聞くんですが、
中山さんの場合は、「仕事のストレス」が
お酒に大きく関係しているようでした。

 

こういう場合、無理に頑張ってお酒をやめることも
根性のある人にならできます。

ただ、今はお酒によって仕事のストレスを解消していますから、
中山さんがお酒をやめてしまったら、
仕事のストレスを解消する方法がなくなってしまうんですよね。

すると、ストレスが溜まってメンタルや身体を悪くするか、
我慢できなくなって飲んでしまうか、
お酒以外のストレス解消(過食とか)に走るか、

いずれにしても、あまりよくない方向に進んでしまいます。

 

ですから、「お酒」ではなく、
「仕事のストレス」に対処することにします。

 

「中山さんは、仕事のどんなところにストレスがあるんですか?」
「いろいろありますよ。社員は私の方針に従わないし、
重箱の隅をつつくようなことを言うやつもいるし、
スキを見せるとナメられるので、常に気を張ってます」

「常に気を張ってたら、疲れるでしょうね。
肩の力を抜いて、楽にしてみてはいかがですか?」
「経営者がそんな砕けた態度では、社員がついてきません。
仕事の上では、私が模範にならないと」

 

だいぶ要約して書いてますが、こんな感じです。
中山さんはたくさん社員を抱えているだけあって、
責任感も強く、私には常に頑張っているように見えました。

そして、その頑張りがそのままストレスになっているので、
仕事中にもっと力を抜けるようにしないと
いつまでもお酒を辞めるのは難しそうだと判断したんです。

 

私はこんな質問をしました。

「中山さん、社員にナメられたら、どうなるんですかね?」

この質問に対して、中山さんは…

(つづく)

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