人材育成×コーチング 能力開発×コーチング コーチング ビジネス

部下のやる気を削ぐ、上司のNG行動とは

部下を持つと、部下のモチベーションには気を遣いますよね。

上司の振る舞い一つで部下のやる気が大きく変わってしまいますから、
普段の声かけや接し方に悩む方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今日はコーチングの視点から
「上司がやると、部下がやる気をなくす行動」を3つほど、ご紹介します。

 

コーチングを学ぶと「これはやらない方がいい」ということがいくつかあります。

その中で、部下と接する上司の方にも共通するものをお伝えしますので
普段の部下マネジメントに活かしていただければと思います。

 

● NG行動1)否定する

コーチングにおいても、これは一番やってはいけないとされています。

相手の意見に対して、「それは違う」「そうじゃなくて」と
相手の考えを否定する言動は、一気にやる気をなくしてしまいます。

あなたがそうであるように、人は「否定される」のを嫌うんです。

 

仕事をする上では、部下の言うことが間違っていることもありますが、
その場合でも否定するのではなく、

「なるほど、そう考えるんだね」
「そうか、君はそう思うんだね」

のように、一度考えを否定せずに受け止めてあげるのが効果的。

 

その上で、
「私としては○○してほしい」
「会社のルールでは××することになっている」
「取引先のことを考えて△△する方が望ましい」

のように、こちらがしてほしいことを伝えるようにしましょう。
そうすると、頭ごなしに否定するより素直に受け取ってもらいやすくなります。

 

● NG行動2)誘導する

コーチングの初心者に多いんですが、相手に対して
こちらの考えるとおりに行動させようとすると、やる気を削ぐことがあります。

「A案とB案だったら、A案の方が○○だし、いいと思わない?」
のように、「A案を選べ」という意図が透けて見えるアプローチですね。

 

コーチングを学ぶと、「質問をする」「相手の答えを引き出す」
ということをやろうとして部下に質問をするんですが、

その裏で「本当は○○してほしい」「自分は○○が正しいと思っている」
という上司の考えが強くあるために、
そっちの答えに誘導してしまうんですね。

 

もちろん、仕事においては会社や上司の方針がありますから、
その通りに動いてもらわないと困るわけですが、

それなら最初から、「こういう方針なので、○○してほしい」と
ストレートに伝えた方がずっといいです。

 

● NG行動3)承認しない

管理職研修でよくお話しするんですが、
部下のやったことに対して、承認しない上司の方が意外と多いです。

 

ざっくりの説明で恐縮ですが、
私たちのモチベーションのメカニズムは、

行動する → 成果が出る → 評価される → 幸福を感じる

という流れになっていると言われています。

なので、この中の「評価される」が抜け落ちていると、
「幸福を感じる」までたどり着けないので、
やる気を持つことができないのです。

 

評価・承認といっても、そんなに難しいことではなく、

「よくやったね」「がんばったね」
「すごいね」「助かるよ」「ありがとう」

のような、ちょっとした声かけだけでもいいのです。

小さな承認を積み重ねることで、やる気が出るだけでなく、
上司への信頼感も育てることができるので、お勧めですよ!

 

「やる気を削いでしまうNG行動」
について紹介してみましたが、いかがでしたか?

逆に言えば、
「部下を肯定し」「自主性に任せ」「承認する」ことで
部下のやる気を引き出すことができるというわけです。

 

それぞれのやり方も細かくあるのですが、
それはまた別の機会にお話しします。

コーチングには「話を聞く」以外にもいろいろな技術がありますので!


あなたの潜在能力を目覚めさせるメルマガ

不定期で、コーチングやメンタルに関するメルマガをお届けしています。

あなたが眠らせていて、自分でも気づいていない能力を目覚めさせ、
ビジネス・人間関係・日々の感情・健康など
あらゆる分野を充実させるヒントをお送りします。

(今までのメルマガの例)
・なぜ、メンタルが変わると売上が伸びるのか?
・セミナーで上がったモチベーションを持続させるには?
・能力が高いのに自信がない人の、「本当の自信」のつけ方
・社員のやる気を出す、2つの「目標」の使い方

こちらのフォームに、お名前とメールアドレスを記入して送信してください。

-人材育成×コーチング, 能力開発×コーチング, コーチング, ビジネス

© 2024 眠っている能力を目覚めさせて、望む結果を創り出す パワーコーチ株式会社