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「ビジョン」があるのに社員がやる気にならない理由

よく、経営者の勉強に行くと、
「ビジョンを持つことが重要だ」と言われます。

私もセミナー業界に入ったばかりの頃に
先輩の講師に「ビジョンを持て」と言われましたし、

経営者でなくてもビジョンってめっちゃ重要です。

 

「いや、ビジョンはあるよ。だけど社員に浸透してないんだよ」
「ビジョンを伝えても、社員はやる気にならないんだよ」

一方で、こういう社長さんも多いです。

 

ビジョンを一生懸命に考えて言語化して、
経営計画書に書いて配って、発表会までやった。

だけど、社員はどこか他人事で、やる気が上がったようにも見えない。

 

「ビジョンを作ればやる気が出るなんて、そんな甘い話はないよね」

そう思うこともあるんじゃないかと思います。

 

で、そういう会社さんのビジョンを教えてもらうと、
「うーん、いいビジョンだけど、それじゃやる気は出ないかも」
というビジョンを出している会社さんも多かったりします。

 

やる気に繋がりにくいビジョンって、いくつか例を挙げると、

・単なる売上目標・利益目標になっている

・ただの自己満足になっている

なんてのが多いです。

 

まず、「単なる売上目標・利益目標」のビジョンですが、

「20XX年○月期の売上高〇〇億円、経常利益××億円」
みたいなやつです。

 

数値目標を持つのは重要で、
ビジネスする以上必須のことではあるんですが、

それは「目標」であって、「ビジョン」ではありません。

 

数字には感情がないので、そのビジョンを聞かされた社員も
感情に響くことがなく、やろうという気持ちになれないんです。

 

また、「ただの自己満足」パターンですが、

「〇〇業界でシェアトップ!」みたいなやつです。
これも、やる気には繋がりにくいです。

なぜなら、「トップになりたい」のが社長だけ、
社長の自己重要感を満たしたいだけのビジョンに見えるからです。

 

トップを目指すことはいいことだし、社長の「こうしたい」が
ビジョンに反映されるのは自然なことではありますが、

自分の欲求「だけ」では、社員は巻き込めないんです。

 

では、どうすればいいのかというと、
「その先にどんな未来が待っているのか」
ということを、描いてあげる必要があります。

 

シェアトップになれば、もっと多くの人に貢献できる。
いい商品で、たくさんの人の問題を解決できる。

売上や利益の目標を達成したら、誇りを持って仕事に取り組める。
社員がやってみたいことに挑戦できる。

 

そういう、お客様や社会、社員の皆さんにも
「そんな未来があるなら、やってみたいな」
と思ってもらえるようなビジョンのほうが、巻き込みやすいです。

 

そうはいっても、そんな多方面からビジョンを考えるのって
慣れていないと大変なんですけどね。

「自分がどうしたいか」だって、突き詰めると
わけがわからなくなったりしますし。

 

だけど、そこを描くことができるのは
会社の中では社長しかいません。

ですから、少しずつでもビジョンを深掘りして
みんなが目指したいと思えるものに昇華していきたいですね。


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