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「感謝が大事」って書いてはいけない

私もやりがちなんですけど、
「結論から書く」のが大切だと意識するあまり、
文章がつまらなくなっちゃう人がいますよね。

「大切なのは感謝なんです」とか。

 

これを書いちゃうと、多くの場合
「読む気がなくなってしまう」んです。

なんというか、「つまらなそう」に見えてしまうというか。

 

いや、感謝は大切なんですよ。
それは異論のはさみようがないし、私もそうだと思うんです。

ただ。
表現のしかたを間違えてると、なーんも面白くなくて、
最後まで読まれることなく読み飛ばされたり、
ブラウザバックされたりしちゃったりします。

それだと、せっかくの「大切なこと」を読んでもらえなくて、
もったいないじゃないですか。

 

なので、ちょっとだけ工夫するといいです。

 

まず、どうして読む気がなくなってしまうかという話なんですが、
「もう知ってる」からなんです。

皆さん忙しいので、すでに知ってることを
わざわざ新たに時間をかけて読んだりはしませんよね。

 

「感謝が大切なんです」ってことは、ほとんどの人が知ってます。

子供の頃から道徳の時間に習いますし、
成功者の本などを見たらだいたい書いてあります。

「知っている」ことと「できている」ことは違いますが、
たとえ普段から感謝できてない人でも
「知ってるよ」と思ったら読むモチベーションはなくなっちゃいます

最初に「感謝が大切」と、どこでも言われるような知ってる情報が出てきたら、
「これ以上読まなくていいな」と判断されちゃうというわけです。

 

・・・というと、

「でも、感謝が大切って深く気付いたことを伝えたいんだ!」
「感謝の本質を深く伝えたいんだ!」

と思うじゃないですか。

 

もちろん、大切なメッセージを伝えるなということじゃありません。

感謝でも何でも、大切なことは伝えたい。
それなら、「伝え方を工夫しよう」ということなんです。

 

「もう知ってるよ」
「何度も聞いたことあるよ」

そう思われるのが良くないのなら、そう思わせなければいいんです。

 

「え? どういうこと?」
「聞いたことのない話だな」
「面白そうだな」

こう思うような書き出しをする。これを「つかみ」と言います。

 

たとえば。

「皆さん、感謝が大切って言うじゃないですか?」

こう書くと、
「え、違うの?」「そうだけど、何か違う話があるの?」と、
少し気になるわけです。

 

さらに
「だけど私、『感謝』について何もわかっていなかったんです」

と続けると、
「どういうこと?」
「感謝に深い意味があったの?」
「私もわかってないのかも?」

と、読者の頭の中に「??」を作ることができる。

 

こんな感じで「つかむ」ことで、興味を持って先を読んでもらうと、
言いたいことがより深く伝わるんです。

 

…という文章を書くと、
「その割に今日の記事、面白くなかったね」
と言われるのがめっちゃ恐いですが(笑)

皆さん優しいから、思ってもそんなこと言わないと信じてます(圧

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