能力開発×コーチング コーチング

自己否定する勇気

コーチングやメンタル系の業界にいると、
「自己承認」や「自己肯定」を重要視することが多いです。

実際、私も「自己信頼」を大切にしていて、
自分を信じ、受け入れ、肯定することはとても重要だと考えています。

ですが、それと同時に、「自己否定」も重要なんです。
 

よく、コーチングを始めたばかりの人が
「私のコーチングには価値がありますから、
 1時間3万円です!」
と言って募集しているのを見かけます。

それで、フタを開けてみると、
「ぜんぜん集客できません。どうしてでしょうか?」
なんて言ってたりするんですね。
 

まあ、価格は自分で決めるものですし、
実際にその人の技量を見たわけではないのでわかりませんが、
客観的に見ると、当たり前の結果です。

コーチングを始めたばかりで、まだ実績もなく、経験も少ない。
下手すると、コーチングスクールでワークをやっただけ、なんて人もいます。

そういう人に相談することに、3万円ものお金を払うというのは
冷静に考えれば、ありえない話です。
 

だけど、本人は「私には価値がある」「私はすごいんだ」という
変な自己肯定感を持ってしまっているので、

「私のコーチングには、価値がないのかもしれない」という
普通なら当然考えるべき仮設に行き着かない。

現実を受け止められず、自分を客観視できないんですね。
 

「私のコーチングは、市場では価値を持っていない」という
自分に対するある種の否定を、自分できちんとすること。

そして、その否定から始まって、
「それなら、価値を感じてもらえるように努力する」
という、健全な努力を積み重ねることです。

そうすれば、スキルを高めるなり、営業やマーケティングを学ぶなり、
師匠につくなりコーチをつけるなり、
何らかの対策を打つことができるようになるわけです。

現状の否定から、きちんと成長につなげることができれば、
自己否定だって怖くないし、むしろ役に立ちます。
 

私たちは、例えればダイヤモンドのようなもの。
それぞれがとても価値のある人物であり、存在です。

ですが、ダイヤは磨かなければただの石ころです。
「石ころ」の状態で「でも、価値があるからいいんだ!」と言っていたら
ちょっとイタい人になってしまいます。

「原石としての価値はあるが、まだ磨いていない」
「磨く前の自分は、ただの石ころと同じだ」
「きちんと磨いて、価値を最大に活かすんだ」

こういう健全な自己否定をすることこそが、
自分を最大に活かし、周りからも認められることにつながります。
 

盲目的な自己肯定「だけ」では、人生の質は上がらないのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

今の自分を健全に否定し、そこから成長につなげよう


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