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仕事ができないのにプライドの高い人の扱い方

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以前、「プライドの高い部下の扱い方」を書いたことがありました。
>> https://www.180-0004.com/?p=4020

どうやらこれが好評のようなので、もう少し書いてみます。
(本にも書きましたので、参考にしてください。138ページです)
>> https://amzn.to/2Rdqai2
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今回は、ある研修で質問された話です。
「うちの支店に、プライドばかり高いヤツがいるんですよ。
 先生は社員を認めろと言いますが、そいつは仕事ができなくて、
 技術的なセンスもないんです」
「そういうヤツに自信をつけさせるために、簡単な仕事ばかりをやらせて
 それで良しとするのはどうかと思うんです」

という、たいへん手厳しい意見をいただいたんですね。

私も元技術職ですし、プライドの高い扱いにくい社員でしたから、
(あ、今もかw)
こういう社員の気持ちって、ちょっとわかります。

コーチングの視点から、「プライドが高くて仕事ができない」人材を
どうやって活かしていくかというお話をしてみましょう。
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「仕事ができないくせに、プライドばかり高い」社員というのは、
問題点が大きく2つあります。
「仕事ができない」という点と、「プライドが高い」という点です。

これをごちゃ混ぜにして考えると、途端に難しくなってしまいます。

そして、この2つの問題点のうち、先に対処しなければならないのは
もちろん「プライドが高い」方です。

そもそも仕事ができるようになるためには、変なプライドを捨てて
謙虚に学習する姿勢がなければいけませんから、
先にプライドの問題を解決する必要があるわけです。
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では、「プライドの問題」はどう解決すべきなのかというと、
冒頭の研修での質問にもあったように
「その社員を承認し、自尊心を高めてあげる」ことに尽きるのです。
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そもそも、能力に見合わないプライドというのは、
本人の自信のなさから来ています。

自分に自信がないから、せめて態度だけは大きく見せて
自信のない自分の居場所や自分の価値を保とうとしている。
本人も必死なんです。

そこに、「お前は仕事ができていないんだから、ダメなヤツなんだよ」と
最後の拠り所にしている「プライド」までも折ってしまったら、
その人は自分を保てず、ただ苦しいのみになってしまいます。

人は、無価値感を感じるのを極端に恐れる心理がありますから、
そのまま会社から逃げ去ってしまうか、
もっと強硬に自分の「プライド」を誇示するか、
どちらにしても、会社と社員の双方にいい結果にはなりません。
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ですから、「承認」によって本人の自信を伸ばしていくことが重要なのです。
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「そうは言っても、そいつは仕事ができないから、褒めるところがないんです」
「このレベルで認めたら、それ以上成長しなくなってしまいます」
という声を聞くことがありますが、その考え方は
「承認」を勘違いしています。

ここでいう「承認」は、もっと深いレベルのものを言います。
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「仕事ができる・できない」とか「結果が出せる・出せない」
を褒める人は多いです。
これは、目に見えるわかりやすい点を褒めるわけですから、
比較的簡単にできる「承認」です。

ですが、「できた人は褒められる」ということは、
逆にいうと「できない人は褒められない」ということになります。

できる人だけが認められ、できない人はどんどん居場所を失っていく。
社員は常に、「できる」側にいなければならないプレッシャーを感じます。
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そこで、「できる・できない」ではない部分を認めていきます。
いわゆる「人格・性格」の部分です。

「君は技術はまだまだかもしれないけど、元気があっていいね」
「君は失敗してもくよくよしないところが強みだよね」
「君は失敗するときちんと自分を振り返るところが素晴らしいね」
というように、その人の個性を見て、それを認めてあげるのです。

こうすると、「できてもできなくても、とりあえず自分はここにいていい」
と思うことができ、心理的な安全を感じることができます。

仕事ができなくても、認めてもらえるところがあると思えれば、
虚勢を張る必要もなくなり、変なプライドが薄れていきます。
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ここで初めて、仕事の能力を伸ばす指導をすればいいのです。
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これは一朝一夕にできるようなことではありませんが、
今いる社員を伸ばし、活かすという意味で
とてもやる価値のあることではないでしょうか。

ぜひ、社員の「人柄」に目を向けて、いいところを見つけ、
それを本人に伝えてあげてください。
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★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

「成果」「能力」ではなく、「人柄」を認めよう

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