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いい部下に恵まれないのはなぜなのか

私は会社員の方のパーソナルコーチングもやっています。
昨日はMさんという、事務職の方。
Mさんは業績アップなどではなく、ご自身の状態を良くするために
もう何年もコーチングを続けています。

昨日は、「上司」の話でした。
 

Mさんとはお付き合いが長く、その間の仕事についても
ずっと話を聴いてきています。
そんな中、Mさんには一つのパターンがありました。

それは、
「なぜか、上司に恵まれない」ということです。
 

今の部署の上司は、気配りができなくて無茶振りばかり
前の部署の上司は、やる気がなくて全然仕事をしない
その前の上司は、パワハラ上司で潰されそうになる・・・

どうも、Mさんは嫌な上司の下につくことが多かったのです。

「Mさん、上司に恵まれないねぇ」なんて話をしていました。

すると、
「そうですよね。これ、どうにかなりませんかね。
 私が引き寄せてるんですかね」
とMさんがつぶやいたので、少し考えてみることに。
 

一時期はやった、「引き寄せの法則」によれば、
私たちは意識したものを引き寄せると言われます。

私は別に、スピリチュアルの専門家でもなんでもありませんが、
実際のところ、私たちは意識したものを引き寄せるようにできています。

それは、お金のことを考えると収入がやってくるとかいう
オカルトみたいな話ではなく、
「嫌な上司を引き寄せる人は、そういうプログラムで生きている」
ということです。
 

そういうわけで、Mさんの脳のプログラムを探ってみます。
すると、Mさんは「上司の嫌なところがよく目につく」
ということがわかりました。

「この上司は気配りができない」「この上司は責任を取らない」
などなど、上司の「嫌なところ」にフォーカスが当たっているんです。

これは、Mさんの「上司の嫌なところに目を向ける」という
無意識のパターンによってそうなっています。

つまり、Mさんは誰が上司になっても「嫌なところ」が気になって
その「嫌なところ」のせいで、どんどん嫌になっていくわけです。
 

どんな人にも、いいところと嫌なところがあります。

その中で、
いいところに目を向ければ、いい人に。
嫌なところに目を向ければ、嫌な人に。
自分の印象や感情は、「フォーカス」によって変わってしまいます。

だから、よく「美点発見」といって、
「相手のいいところに目を向けて、ほめてあげよう」
と言っているわけです。
 

これは、立場が逆転しても同じこと。
部下に恵まれない人の多くは、部下の「嫌なところ」「できていないところ」
によく目を向けています。

だから、部下に対する評価が「嫌だ」「できていない」になる。

だとすれば、いい部下に恵まれるために最初にすべきことは
【その部下のいいところを探す】ということですね。
そして、そこを強みとして伸ばしてあげる。
 

その人の弱みや苦手は、なくなったわけではありませんし、
そこから目を背けろというわけではありません。
仕事上必要であれば、その弱みを克服する必要もあるでしょう。

ただ、相手のどこに意識を向けるかによって、
「この人はダメだから、改善しなければならない」という批判になるか
「この人は素晴らしいから、弱みを補おう」という育成になるか、
その違いは、部下の働き方にも大きな違いを生むのです。
 

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人のいいところに目を向ける練習をしよう


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