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「考えが深い」とはどういうことか?

私は仕事柄、勉強会やセミナー等に参加することが多いんですが、
その中で、

「考えを深めよう」とか
「もっと深掘りしよう」とか
「あの人が言うことは深いね」とか

考えの深さについて話すことがあります。

 

深く考える、考えを深める、意見を深掘りする。

コーチングにおいてもこういうことは必要ですし、
コーチングでなくても、やはり深い考えを持ちたいじゃないですか。

 

それで私もなんとなく、
「考えをもっと深めよう」とかって思ってたんですが、

ふと

「考えが深いって、どういうことなんだろう?」

という疑問が湧いてきたんです。

 

それで、私なりの仮説みたいなのが出てきたので、
ちょっと皆さんと共有してみようかと思います。

 

順を追っているとすごーく長くなりそうなので、結論から言うと、

【答えを検証するための視点・観点の数】

なのではないかと思っています。

 

失礼ながら、「考えが浅いなぁ」と思ってしまう人は、

・教科書や本に書いてあることを、そのまま真実だと思いこんでしまう
・自分や少数の人の体験・経験から全てをわかった気になってしまう
・少し考えて出てきた答えを、検証せずに正解としてしまう

ということが多いように感じています。

 

逆に、考えが深い人は、

・書籍の情報だけでなく、自分や他の人の経験、別の情報源なども踏まえて考える
・出てきた答えに対して「本当にそうだろうか?」と詳細に考える
・例外はないか、別の考え方はできないか、多面的に考える

なんてことをやっているなぁ、と思うのです。

 

他にも、論理的に考える、批判的に考える、一貫性を考える、
などなど、いろいろな視点が「深さ」には考えられるのですが、

総じて「考えが深い」人ほど、結論を出すまでに
仮説や検証の数が多いし、その視点が複数あるように思われます。

 

単純な例で言うと、
「痩せたければ、食べなければいいんだ」というのが浅い考え、

「痩せたければ、食事の量と質を適切にし、有酸素運動で脂肪を燃焼させつつ
代謝を上げるためのトレーニングも必要。
それらを生活習慣に取り入れて、痩せやすい体質と生活を身につけるのが必要」
のようになると、深い考えと言えるでしょう。

「食べるか、食べないか」という単一の視点だけで考えるのか、
「食事の質と量、運動の種類とその目的、生活習慣」
という複数の視点で考えるのかという違いです。

 

そうすると、「考えを深める」ためには
たくさんの「考える道筋」「ものを見る視点」「価値観や感じ方」
などを知っておく必要があり、

それぞれの道筋・視点・価値観で考える訓練が必要かな、と。

今のところ、私の中ではそういうところに落ち着いています。

 

それで、どうすれば「深い考え」ができるようになるかというと、

・視点や観点の数を増やす(多様なものの見方を知る)
・答えを導くとき、「本当にそうだろうか?」と自問する

というところでしょうか。

 

自分では心がけていると思っていますが、
さらに深いコーチングができるようになるため、
もっと多様な考え方や視点を取り入れて、学んでいこうと思ったのでした。

 

・・・という私の意見も、「正解」かどうかはわかりませんので、
「本当にそうだろうか?」と疑いながら読んでいただければと思います(笑)


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