私は主に、「今いる人材を辞めさせない」ことについてお伝えしていますが、
やはりどうしても、辞めてしまう人というのはいます。
以前のメルマガでも、「大手でも辞める人がいる」と紹介した通り、
どれだけ手厚い待遇をしても、どれだけ社員をほめて認めても、
辞めてしまう人は一定数存在します。
それはなぜかというと、
「そもそも、会社と価値観が合わなかった」
という理由があるからです。
人間は十人十色。いろいろな考え方の人が存在します。
ですから、「誰にでもピッタリの会社」というのは存在しません。
なので、あなたの会社に合わない人材を採用すると、
その人にとっても周りの社員にとってもストレスになるので
比較的早めに辞めてしまうのです。
つまり、自社に合わない社員を雇うということは、
最初から辞める可能性の高い社員を雇っているということです。
これは出来る限り避けたほうがいいですよね。
どうせ同じ時間やお金のコストかけて採用するんだから、
自分の会社に合う人材を採用したいものです。
では、どうすれば「自社に合う人材」を採用できるのか。
その答えは、
「自社の価値観を明確に提示する」ことです。
「我が社は、とにかく売上を上げて成長することを目指しています」
「我が社は、お客さまの満足のために全力を注いでいます」
「我が社は、社員同士の仲がよいことを誇りに思っています」
などなど、会社として何を重視して、どのような方針なのかを
明確に示しておくことです。
「とにかく成果主義なので、やればやっただけ給料が上がります」
「毎月、お客さまの不満を洗い出す会議をしています」
「社員の仲がいいので、毎月バーベキュー大会をやっています」
という、具体的な情報も示すといい。
こういう会社の中の情報を見せることで、
より会社の価値観を明確にすることができます。
こうすると、「あ、この会社は自分には合わないな」という人は
最初から応募してきません。
ガンガン仕事をして売上を上げて給料を稼ぎたい人は
社員同士で仲良くバーベキューなんてしたくないのかもしれない。
同僚と仲良く仲間意識を持って働きたい人は
成果主義でギスギスした競争の中にいると辛いのかもしれない。
最初から価値観を明確に示していれば、合わない人は応募してこないで、
その価値観が好きだという人だけが応募してくるわけです。
「この人手不足のご時世に、そんなことをしたら応募自体がなくなる」
という不安をお持ちの方もいるでしょうが、逆です。
特徴や価値観、方針が明確な会社のほうが
数多くある求人の中でも目立つのです。
そして、合う・合わないは別として、応募者の印象に残ります。
「誰でもいいから来てほしい」という姿勢の会社だと、
応募する側からも特徴がわからないので、
「どこでもいいから雇ってほしい」という姿勢の人が集まります。
そして、そういう人は、概してモチベーションが低く、
ちょっと嫌なことがあると辞めてしまう、というわけです。
辞めない人材を採用する方法。
それは、「ウチはこういう会社ですよ」という価値観や特徴を
明確に提示して、それに合う人に来てもらうことです。
中小企業の場合は特に、社員一人ひとりが重要な戦力ですから、
同じ方向を向いて頑張ってくれる社員を採用したいものですね。
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