人材育成×コーチング ビジネス

なぜ、一部上場企業でも人が辞めるのか

よく、社長さんと話していると、
「ウチは大手みたいに有名じゃないから、採用が難しい」とか
「大手は人にお金をかけられるからいいよね」とか
そういう話を聞くことがあります。

まあ、経営資源というのは限りがありますから、
中小企業では採用や教育にお金や人を割けないというのは
わからない話ではありません。
 

ですが、大手だからといって、採用や教育が
うまくいってるというわけではないのです。

大手居酒屋チェーンのワ●ミは「ブラック企業」と評判が立っていますし、
「働き方改革」のきっかけになったのは、大手広告代理店の●通です。

これらの会社は、人が「辞める」どころか、「自殺して」いるんです。
 

私が勤めていたSI企業も、一部上場で業界では名の知れた大手ですが、
私は辞めてしまいましたし、東大卒の同期は、私より先に辞めていました。

大手だからといって、人材に困っていないわけではないんです。
 

では、お金も人も余裕があるはずの大手企業で
どうして人材に困るようなことが起こっているのか。
もっと言えば、どうして社員が辞めてしまうのか。
 

給与や待遇でいえば、我々よりずっといいはずです。
今思えば、私もずいぶんいい給料をもらっていました。

ですから、給与や待遇で辞めたのではない。
 

そうではなくて、大企業を辞める大きな理由の一つに
「募集のときに、嘘をついていた」
というのがあります。
 

たとえば、私が新卒で就職したときは、
IT企業の景気が良くて、求人も多かったんですが、
どこの企業説明会にいっても、

「皆さんには、お客さまの問題解決を期待しています」
「パソコンを相手にプログラムを書く仕事はほとんどありません」
「コミュニケーション能力を重視しています」

という説明をしていました。

私はそれに騙されて、IT業界を志望したんですよね(笑)
 

で、実際に入ってみると、やる仕事は
仕様書とパソコンを相手に、日々カリカリとプログラムを書く毎日。

お客さまの問題解決、どこいった?
パソコンを相手にプログラムを書く仕事以外にやってないけど?
コミュニケーション能力、いらなくね?

私はまだ、お客さんとやり取りすることも多かったので恵まれていましたが、
同僚の多くが、納期と仕様とバグとの戦いで、
入社前に言われていたようなかっこいいSEの姿はどこにもありませんでした。
 

そりゃね、説明されていた「問題解決をする仕事」だと思って入って
気がつけば「とにかくバグを潰す仕事」をやる羽目になってしまったら、
誰だって嫌になりますよ。

期待していたのと違う仕事だったら、やめたくなります。

私の頃はまだ、転職や起業へのハードルが高くて
そんなことを思わずに我慢する人も多かったですが、

今はLINEで簡単に面接の予約ができる時代です。
インターネットで誰でも起業に挑戦できる時代です。

環境的に、会社を辞めやすくなっていますから、
仕事の内容が期待と違ったら、すぐに辞めてしまいます。
 

ですから、嘘をつかず、自社の情報をすべて開示することです。
入社してからどんなことをどのようにしてもらうのか、
魅力的なことも言うし、嫌なことも言うべきです。

その「嫌なこと」を受け入れてでも、ここで働きたいと思われるような
魅力ある会社を作ることが、辞めない社員を採用するポイントになるんです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

嘘をついていいことばかり言っても、すぐに辞められてしまう


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