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会社に楯突く社員にどう対処すべきか

先日、ある会社の管理職の方とお話したときのこと。
その会社の問題点なので、詳細は言えないのですが、
どうも、会社の方針に対して反抗する社員がいるそうなのです。

実はこれは、その会社だけの話ではなく、どこの会社でも
反抗的だったり、言うことを聞かなかったり、我が強かったりという
いわゆる「問題社員」というのはいるものではありますが、

その「問題社員」のおかげで職場の雰囲気が悪くなったり、
前向きに取り組む社員のやる気が削がれてしまったり、
頑張っている社員の足を引っ張ったりすると、とても困りますよね。
 

「会社から給料もらってるんだから、嫌ならやめてくれればいいのに」
とおっしゃってましたが、まあ、私も半分くらいそう思います(笑)

ただ、この会社さんはとても待遇が良く、しかも簡単にクビにはならないので、
「文句を言いながら給料だけもらう」という状態になってしまうんでしょうね。
(・・・と言ってました)

さて、こういう「会社に敵対的な態度を取る」「会社に反抗する」社員は
どうマネジメントしたらいいのでしょうか?
 

もちろん、企業はビジネスであって慈善事業ではありませんから、
「辞めてもらう」というのも一つです。
まあ、そうするための方法もなくはないです。

ですが、その敵対的な社員がたくさんいて、辞められると困るとか、
専門技能があるから簡単には切れないとか、
そういう事情がある会社もあるかと思います。
(その会社がそういう感じでした)

そこで、コーチングの視点から、どう対処するかを考えてみたいと思います。
 

さて、会社に社員が敵対的な態度を取る、という場合、
かなりの確率で、会社がやっていることがあります。

それは、「会社が社員に敵対的な態度をとっている」ということです。

会社が敵対的にしているから社員が敵対的になったのか、
社員が反抗するから会社がそれを諌めて敵対的になるのか、
どちらが原因かはわかりませんが、

社員が敵対的になっているとき、会社(上司)も敵対的な態度をとっています。

なぜなら、2人の人がいたとき、どちらかが友好的な態度をとっていると
もう一人は敵対することが難しいからです。
ケンカは、両方が相手を攻撃しなければ成り立ちませんからね。
 

ですから、反抗的な社員の態度を変えるというか、
そういう社員に対処するために、有効なコーチングスキルは、

【相手の言い分を否定せずに最後まで聞く】なのです。
 

「ああ、あなたはそう考えてるんだね。なるほどね」
「そうか、そこが問題だと思うんだね」
というように、社員の不満や愚痴、主張をじっと聞いてあげる。

そうすると、どんどんガスが抜けて、「不満」がなくなっていくのです。

一通り話を聞いたら、やっとスタート地点に立てます。
ここから、「それじゃ、君たちはどうしたいの?」とか
「もっと良くするために、どんな事ができるかな?」とか
前向きな方向に意識が向く質問を投げていく。
 

何はなくとも、反抗的な社員に対して、こちらがまず
攻撃や否定をやめることです。

相手の「構え」を解かないと、建設的な議論はできないのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

賛成しなくていいので、意見を最後まで聞いてみよう


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