能力開発×コーチング

ベジータか、悟空か。

すみません、違う世代の方にはピンとこないかもしれませんが、
私達の世代の男子では知らない人はいないと言ってもいい名作、
「ドラゴンボール」というマンガがありまして。

今日はドラゴンボールのエピソードから、
成果を出すための方法について考えてみたいと思います。
 

さて、ドラゴンボールには、「悟空」と「ベジータ」という
とても強い戦士が登場します。
どちらも、「サイヤ人」という宇宙人で、戦うことが得意です。

この2人が、地球を守るため、「セル」という悪役と戦うのですが、
そのトレーニングの仕方、戦い方が極端に違っていたのです。
 

ベジータは、戦うときの戦闘力の上限を高めることを考えました。
戦闘時に、今まで以上の強いパワーを発揮できるようにしたんです。

それに対して悟空は、通常時の戦闘力を高めることを考えました。
普段の戦っていないときでも、常に強いパワーを出せるようにしたんです。

つまり、ベジータは通常時に30、戦闘時に130の力が出るように修行し、
悟空は通常時に70,戦闘時に100の力が出るように修行した、
というような感じでしょうか。
 

そして、その結果、悪役「セル」を倒したのは、悟空の方だったのです。
(まあ、悟空が主役のマンガですからね・・・笑)
 

これ、連載していたときにはわからなかったのですが、
とても示唆に富んだエピソードだと気づいたのです。

というのも、私たちが成果を出そうと努力するときの
パターンと似ているからです。
 

ある人は、目の前の目標のために、短期的に全力を出して頑張ります。
「今月の目標を達成するために、今月だけは寝る間も惜しんで仕事する」
みたいな感じですね。

これはとてもすごいことで、このような努力が必要な場面というのは
仕事をする上で何度も経験します。
だから、短期集中の頑張りというのは、重要です。

ですが、この「短期集中」は、あくまで「短期」であって、長くは続きません。
自分の基準以上の行動は、長くても1〜2ヶ月くらいまでで、
それ以上継続するのはとても困難なのです。
 

それに対して、中・長期の目標を達成するために、
「自分の仕事の基準を高める」ことを意識する人もいます。

この人は、自分にとっての「当たり前の基準」が上がります。
短期的に大きな成果を得るわけではありませんが、
無理をすることなく、当たり前のように仕事に取り組んで、
それで高いレベルの結果を得ることができるのです。
 

つまり、前者は普段が30,頑張る月は130の成果。
後者は普段から70、頑張る月は100の成果。

どちらの生産性が高くなるかは、おわかりいただけると思います。
 

もちろん、「ここぞ」というときには、大きな負荷がかかることもあります。
そういうときにまで、「長期の目標を意識しよう」とは言いませんが、

普段の考え方は、「自分の仕事の基準を上げる」、つまり
「頑張らなくても質の高い仕事が、あたりまえにできる」
ことを目指したほうがいいのではないでしょうか。

特に経営は、10年、20年続けていくものですから、
ブレることなく、安定して力を発揮できる方が
会社も安定した成長をすることができるのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

「当たり前の基準」を高めよう


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