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個人で独立するときに、見落としてはいけないこと

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さて、今日はそんなコーチングの話を。
ご契約していただいている、Hさんの話です。
クライアントさんからは、許可をいただいています。
(ブログでネタにさせていただくという契約なのです)

 
Hさんは、現在会社にお勤めの方。
ですが、今の仕事をずっと続けるつもりはなくて、
近いうちに独立したいということで、コーチングを受けています。

女性を支援する仕事をしたいということなのですが、
どうもはっきりしない様子。

「やりたいと思うんですけど、今の仕事が忙しくて…」
「うまくいきそうなら、やってみたいです」
「独立して、病気になったらと思うと不安で…」

なかなか不安が先行して、前に進めないんです。

 
で、こういうとき、普通のコーチだと、
今の仕事の忙しさを解消したり、時間の使い方を考えたり、
病気への備えをどうするか考えたりするんですが、

実はそれでは、Hさんの問題は解決しません。

Hさんは、独立を考えるにあたって、重要なポイントを
外したままであれこれ考えているんです。

 
それは、「寝食を忘れるほどの情熱」です。

 
お金のため、生活のために、頑張って仕事するのであれば、
ほぼ確実にお金がもらえる会社員の方がいいです。
独立なんてリスクを負うことはないんです。

Hさんは、会社からちょっといい額の給料をもらっていたので、
「お金のため」「生活のため」だと、その給料を手放せず、
不安や不利な条件がどんどん出てきてしまう。

その根っこには、「確実にもらえるお金を手放したくない」という
Hさんの感情があるわけで、
表面の問題を解決しても、また本人が問題を創りだしてしまうんです。

 
そうではなく、「リスクがあっても、独立したい」というだけの
強烈な感情・情熱を引き出してくる。

「独立しないとできないこと」
「リスクを負ってでもやりたいこと」
これを、いろいろな角度から質問して、引き出すわけです。

 
そうすると、どんどんHさんの声が弾んでくる。
「そんなの、毎日やってていいんですかね?」
「毎日楽しくて仕方ないです!」
イメージするだけで、テンションが上がってくるわけです。

こうなると、仕事の忙しさや失敗の可能性、健康への不安などは
そもそも考える必要のないことになってきます。
「やりたい」情熱の前では、そんなものは気にならなくなる。

 
もちろん、うまくいくための計画や戦略は必要です。
Hさんは、次回から戦略を構築して実行するフェーズに入りますが、
その前に、情熱を引き出してくる必要があった。

情熱は、車に例えるとガソリンに相当します。
どんな強力なエンジンを積んで、どんな優秀なナビを使っても、
ガス欠のままでは走れません。

戦略や戦術、やり方や方法論なんかは、「やりたい」と思っていなければ
ろくなアイディアが出ませんから、
最初にコーチがすべきなのは、その人にしかない
「やりたくて仕方ない感情」にアクセスすること。

 
「なぜやりたいのか」
「どんな未来を経験したいのか」
を、じっくり時間をかけて、深掘りしてみること、なのです。

 
★やる気のある人材を育成するコーチングスキルのポイント
リスクがあってもやりたいという情熱を見つけ出そう


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