先日、「ダイエットしたいんです」という方のコーチングをしました。
私のお腹の状態を考えると、よく私に頼んだなと思うんですが(笑)、
コーチングはコーチが専門家である必要がないので、
「私はすごい体型ですよ」と断った上で、セッションすることに。
その中で、クライアントのKさんは、
「以前は痩せるための行動ができていたが、
今は忙しくてそれが出来ず、なかなか痩せられない」
ということを言っていました。
なので、タイムマネジメントやモチベーションを扱いたかったようです。
ですが、Kさんは、このままだと、短期的には痩せるかもしれませんが、
数ヶ月すると、また元に戻ってしまう恐れがあります。
それでは困るので、「ダイエット」に関する「考え方」を
少し変えるコーチングになりました。
ダイエットする人のほとんどがそうなんですが、
皆さんダイエットを大きく勘違いしています。
「ダイエット」とは、何でしょうか?
「やせること?」
「キレイな身体を手に入れること?」
「体重を落とすこと?」
いいえ、違います。
こっちにフォーカスしていると、どこかでおかしくなります。
これらは、「結果」にフォーカスした考え方であって、
「自分のコントロールの外側」にあるんです。
そうではなく、自分でコントロールできる部分に意識を向ける。
そういう「ダイエット」の定義でなければいけません。
今回、Kさんに提案したのは、
「ダイエットとは、体重を軽くすること」という考えから
【ダイエットとは、健全な生活習慣を身につけること】という考えに
変えていくということでした。
私たちの体型は、食や運動といった生活習慣と、
代謝や筋肉量といった体質によってほぼ決まります。
生活習慣は、自分でコントロールして、身に付けることが出来ます。
体質も、ある程度自分で努力して、変えることが出来ます。
そして、これが身についてしまうと、それにふさわしい体重・体型になります。
短期的に頑張って体重を落としても、元になる生活習慣が変わらなければ、
いずれその習慣にふさわしい体重に戻ります。
体質に関しても同じです。
だから、ダイエットのフォーカスを、「生活習慣や体質改善」に持っていく。
ここに成功すると、効果がずっと続くというわけです。
ダイエットがうまくいく人は、やせる「原因」に目を向けて、
「ダイエットとは、痩せる生活を身に付けること」と思っています。
うまくいかない人は、やせる「結果」に目を向けて、
「ダイエットとは、やせること」と思っています。
本質的な意味を考えると、どちらが有効化は一目瞭然。
Kさんは、そちらの目標を持って取り組みをスタートされました。
1年もしないうちに、Kさんはいい「結果」をてにしていることでしょう。
もし、「ダイエットしたいなぁ」と思う方がいたら、
こっちの考え方を試してみてくださいね。
★やる気のある人材を育成するコーチングスキルのポイント
「ダイエット」の定義を見なおそう
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