人材育成×コーチング ビジネス

研修の効果を最大化するには

ある医療器具のメーカーさんに、研修のご提案をしてきました。

提携している研修会社さんと一緒に行ってきたんですが、
海外で多くの一流企業に導入されている
「社員が主体的に行動できるようになる」研修で、
先方にもかなり興味を持っていただけて、この先が楽しみです。
 

それで、そのプレゼンの席で、相手の部長さんが、
こんなことをおっしゃいました。

「研修を受けると、やはり『そうだな、しっかりしよう』と思うんですが、
 どうしても日常の業務に戻ると、そういう気持ちを忘れてしまうんですよね」

それで、「こんなことではいけませんね」と言うのですが、
この会社さんがダメなのではなく、ほとんどの会社はそんなもんです(笑)

むしろ、この会社さんはとても前向きで、すごい会社だと言っておきます。
 

さておき、会社で社員の育成のために研修をすることは多いですが、
多くの場合、その効果は限定的だったりします。

特に、知識や技術の研修に比べて、モチベーションやマインド系の研修だと
社員に研修内容が定着するのが難しいです。

マインド系の研修では、新しい考え方を知ってもらうことはできますが、
それがずっと継続するとは限らないのが悩みどころなのです。
 

では、マインド系の研修に意味がないのかというとそんなことはありません。

やはり「自分のやる気の源泉を知る」とか「新しい考え方を知る」のは
使いこなせるかどうかはともかく、変化のきっかけになるので、
組織が強くなって飛躍するためには、やはり必要です。

問題は、「それを持続することができない」ことなんです。
 

では、どうすれば持続できるのか。

一番わかりやすくて有効な方法が、「繰り返す」ことです。
 

同じ研修を何度も受講させるということではありません。
新しい考え方に触れる機会を定期的に作るための
フォローアップを設けるということです。
 

たとえば、「仕事の目的を意識しよう」と研修で学んだとして
いきなり常に目的を意識できるようにはなりません。

そこで、月に1回程度、「目的を確認するグループワーク」を
2時間くらいで開催するんです。

こうやって、「目的を思い出す」「目的を意識したときの感覚を経験する」
ことを繰り返すと、徐々に「目的を意識する」ことに慣れてきます。
 

このように、「復習」と「日常への落とし込み」を定期的にすることで
無意識の基準(その人にとっての当たり前)が変わります。

基準が変わると、普段の仕事の質が変わります。
もちろん、そこから生まれる仕事の結果や成果も変わるというわけです。
 

フォローアップは、最初のうちはファシリテーターや講師が入って
しっかりと身につけるほうがおすすめですが、
ある程度慣れてきたら、自社で定期的にやってもいいでしょう。

重要なのは、学びを単発で終わらせず、「続けること」なのです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

研修をやったら、フォローアップをして落とし込もう


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