中小企業の経営者と話していると、
「部下が何を考えてるかわからない」
「部下の本音って、どうしたらわかりますかね?」
という質問を受けることがあります。
これは中小企業に限りません。
大企業でも、課長や部長が部下の本音をわからず
「どう思ってるんだろう」とモヤモヤすることはありますよね。
人の気持ちや考えがわからない、というのは
普遍的な問題のようです。
このあたり、コーチングや心理学をやっていると、
「他人の本音なんて、わからないのが当たり前」
ということを学んだりしますので、
あまりモヤモヤすることもなく、本音がわからない前提で
コミュニケーションをとったりするんですが、
それでもやはり、気になっちゃいますよね。
なので、今日は部下の本音を推測するヒントをお伝えします。
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同じテーマでYouTubeに動画も出していますので、
お時間のあるときに見てみてください。
(部下の本音を引き出すコーチング技法3選)
>> https://youtu.be/-XJTma3sF28
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先ほども言ったように、
「他人の本音はわからないのが当たり前」
ですから、超能力のように本音を読み取ることはできません。
ですが、「実際はどう思ってるのかな」と推測することは
ある程度ならできる方法があります。
コーチングでは、
・相手が本音を言いやすいようにコミュニケーションをとる
・相手が本音を言っているかどうかを見極める
ということが重要なので、そのためのスキルがあるんです。
その一つが、
「言語と非言語を観察する」というものです。
つまり、「言っている言葉」と「言い方」の整合性を見て
本音で言ってるのか、そうでないのかを見極めるのです。
「言い方」には、声の使い方、表情、姿勢、動きなどがあります。
簡単に言うと、
「仕事、楽しいです」という言葉を言ったとき、
声のトーンが上がって、少しテンポが速くなり、
目に輝きがあって口角が上がり、前のめりの姿勢なのか、
声のトーンが変わらず、淡々と話していて、
視線が定まらず、下を向いているのか、
同じ「楽しいです」でも、まったく違いますよね。
私たちの感情は、体の動きや姿勢、表情に表れます。
それは無意識なので、嘘をつくことはできません。
ふとした仕草に、本心が出てしまうんです。
なので、私たちコーチはそこを見逃さず、
「本当にそう思ってますか?」「本当はどう思ってますか?」
と、本音を話してもらうように働きかけます。
「本音でないのがバレた」と思うと、多くの人が
観念して本心を話してくれたりします(笑)
ただ、何でもかんでも「本音で言ってください」と
カマをかけるみたいになっていると、
「あ、適当に言ってるんだな」とか
「自分の言うことを信じていないんだな」と思われて
ますます本音を開示してくれなくなりますので、
そこは注意してくださいね。
「言っている言葉」と「声の調子」「表情やしぐさ」が
一致しているかどうかをよく観察し、
一致していないときは本音を言っていないのではないかと推測する。
これだけでも、部下の本音を探るのに役立ちますよ。
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YouTubeの方では、もっと具体的な技法をご紹介しています。
一番重要なポイントもお伝えしていますので、ご覧になってみてください。
(部下の本音を引き出すコーチング技法3選)
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