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年上の部下にうまく動いてもらうには?

ときどき相談を受ける内容に、

「年上の部下にどう接すればいいか?」

というものがあります。

 

昔と違って、若い人でも管理職になることがあり、
年上の社員や自分よりキャリアの長い人が
部下になる、ということも多いようです。

やはり先輩に対して指示命令を出す、というのが
気になってしまうこともありますよね。

 

そこで、今日は「年上の部下」に接するときに
気をつけるといいポイントをお伝えしようと思います。

 

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同じテーマでYouTubeに動画も出していますので、
お時間のあるときに見てみてください。

(年上の部下にやってはいけない3つの行動とは)
>> https://youtu.be/ETTC_YlgOc4

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さて、さっそく結論から言うと、

「先輩を敬いつつ、指示命令をする」

というのが答えであろうと思います。

 

これは2つの視点からものを見ないといけません。

1つは上司である自分自身の責任という視点、
もう1つは「年上の部下」の感情という視点です。

 

上司の責任の視点というのは、
「上司は部下に働いてもらい、それを管理する」という責任です。

部下に忖度して気分を害さないようにするのは上司の仕事ではないし、
年上だからと部下を特別扱いするのは管理上おかしい。

部下に的確な指示を出して、それを遂行してもらうのが
上司の役割なわけですから、部下が年上でも年下でも
すべき仕事はしてもらう必要があるわけです。

 

なので、動画でも言いましたが、気を遣って遠慮するのはNGです。

してほしいことは伝え、違っていることは直してもらい、
いい仕事に対しては承認する。

他の部下と同じ扱いをするべきだ、と考えています。

 

「それじゃ、年長者に対して失礼じゃないですか?」

という疑問が出た方は、もしかすると勘違いしているかもしれませんが、
上司と部下だからと言って、部下に対して横柄な態度を取っていたり
上から目線でコミュニケーションをとるのはそもそも良くなくて、

年長者でも若年者でも、失礼でないように丁寧に接するべきだと思います。

 

さらに、「年上の部下」の感情の視点で考えてみましょう。

 

上司の側は、部下が年上でも年下でも関係なく、丁寧に敬意を持って接する
というのが良いと言いました。

ただ、それは上司の視点です。

 

年上の部下としては、
「自分は年長者で、先輩である」という自覚があるじゃないですか。

なので、人によっては「自分は先輩だから、上の人間として扱われるべきだ」
と思っている可能性があります。

 

そういう部下が、他の人と同じように扱われると、
「自分は上の人間として尊重されていない」
と感じる可能性があります。

なので、そうならないような接し方をする方がいいかと思います。

 

たとえば、仕事から離れた飲み会などの場では先輩として立てるとか、
部下が知識や経験を多く持っている分野では頼りにする姿勢を示すとか、

あくまで上司と部下という職責上の関係性を崩さない範囲で、
「個人としては」先輩として尊敬するような関わりをするということです。

 

こういうコミュニケーションというのは、
「こうすれば正解」という答えがないので簡単ではありません。

上司の性格や部下の許容量、社風や部署の方針なども関係してきて
一概に私の答えが正しいとも言えません。

 

ただ、コーチとして20代の頃から自分の父親くらいの年齢の方にも
コーチングをして行動変容を起こしてもらってきた経験から、

今日お伝えした2つは、大きくハズレではないとは思っています。

 

参考になるところがあれば、ちょっとでも試してみていただければと思います。

 

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YouTubeの方では、また少し違った角度からお話をしています。
年上の部下に限らず、多くの方の参考になると思いますので、
ぜひチェックしてみてください。

(年上の部下にやってはいけない3つの行動とは)
>> https://youtu.be/ETTC_YlgOc4

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