★正体不明のメンタルブロックをぶち壊した「○○○ないですか?」の一言
先日、勉強会に出席するために東京に出張しました。
そのときに、「12周年キャンペーン」を利用して
何人かの方がコーチングを受けに来てくれたんです。
その一人、以前からお付き合いのあるOさんの話を、少しだけ。
※個人が特定できないよう、細部は伏せて紹介します。
さて、東京・新宿の京王プラザホテルで久しぶりに対面したOさん。
近況を聞くと、そのまま相談が始まりました。
「やはり、営業みたいなことをするときに抵抗があるんですよ」
「新しい取り組みを始めるんですけど、一緒にやりたいと思う人に
声をかけるときも、躊躇してしまうんです」
Oさんは優しい方で、他者への気遣いもできる方なので、
自分のために他の人に負担をかけるようなことは抵抗があるのです。
以前、継続でコーチングしたときに、ある程度解消して
自分のビジネスを一歩一歩進められるようになったんですが、
今回は少しレベルが上がって、いわゆる「営業」、
つまり「○○を買ってください」「○○を手伝ってください」のように
ダイレクトに提案やお願いをする必要が出てきて、
それをやるのには、まだ心の抵抗がある状態、だったんです。
そんな感じでコーチングが始まり、1杯1,600円のコーヒーを飲みながら
「声をかけるときに感じる恐怖心」とか
「Oさんの10年後の未来」とか
「Oさんがそのビジネスをやる目的」とか
基本的なところを聞いて行ってたんですが、
「うーん、やっぱり抵抗があります」
「何でなんでしょう… わからないです」
「やらなきゃいけないんですけどね…」
と、どうも歯切れが悪いというか、話が進まないというか…
そもそも以前、メンタルブロックと思われるものは一通り解消したし、
今回話していても、明確な「ブロック」が見つからない。
「行動を阻むもの」の正体がわからないんですよね。
…と、ここで私、ちょっとした違和感を覚えました。
Oさんに質問をすると、なんとなく考えてくれるんですが、
「どうしてなんでしょうねぇ…」と、思考が止まっているように見えたんです。
どこか他人事というか、真剣に考えていない、というか…
きっと本人にそんなつもりはないのですが、
「やろうと思うけど、何が何でもというわけではない」
「中城が魔法みたいに楽に、できるようにしてくれるんじゃないか」
そういう態度の片鱗、みたいなものを感じたんです。
そこで、ちょっとコーチングのセオリーから外れて、
こんなアプローチをしてみました。
「Oさんとは長いお付き合いですし、この関係性なので、
失礼を承知でお伝えしたいことがあるんですけど…」
「はい、大丈夫です。言ってください」
「Oさん、甘 え て な い っ す か ?」
こんなこと、コーチだったら絶対言っちゃいけないし、
その場で怒って関係が切れても仕方ない言葉ではあるんですが、
言わずにいられませんでした。
Oさんの人生にとって重要な話をしているはずなのに、
当のOさんが真剣に考えていない。
それでは、何も変わらないんです。
この言葉を受けて、Oさんはちょっと、はっとした顔をして、
「…そうかもしれません」と、受け止めてくださいました。
「そうかぁ、本気じゃなかったのかもしれないですね」
と言ったOさんに、追い打ち(笑)をかけます。
「Oさんが本来やりたい、
○○の人たちを幸せにするというミッションがあるじゃないですか。
本当に、絶対にそれをやりたいと思ったら、営業しますよね?」
「失礼かもしれないですけど、Oさんから
何が何でもやり抜く、という姿勢が感じられなかったんです。
心から本気でやりたい、とまでは思ってなかったみたいな」
「…そうです。心のどこかで本気じゃなかったんですね。
なんか、目が覚めた感じですよ。
そうだ、本気でやらなきゃダメですよね」
その後は、驚くほどスムーズに話が進みました。
「本気だったら、嫌われるかどうかなんて気にしてる場合じゃない」
「本気だったら、自分が嫌われないようにする暇なんてない」
「本気だったら、たとえ失敗しても再挑戦してやり抜く」
こんな話がするすると出てきまして、
「本気」を突き詰めること、そのための具体的な質問まで決めて
今回のコーチングは終了となりました。
・・・
私、コーチングは20年やってますし、その可能性は無限だと今でも思いますが、
それでもコーチングは万能ではありません。
本人の「何が何でもやりたい」「絶対良くしたい」がないと、
どんなスキルも本来の力を発揮してくれない。
本気を引き出す技法もあるんですが、それでも
「本人が向き合う覚悟を持てていない状態」や
「コーチに魔法の杖の役割を期待している状態」では
技法の効果は半分以下になってしまいます。
私はコーチですが、コーチングを使いたいわけではなく、
クライアントが望む未来を実現するために、使えるものはすべて使います。
厳密に言うとコーチングではない、と言われることもありますが、
そんなのは知ったこっちゃないです(笑)
私もそれなりに大人になったので、TPOをわきまえるようになりましたが、
「目の前の人が夢を叶えられるために」
「目の前の人の本来持つ能力を最大に引き出すために」
今後も全力で、クライアントさんと対話していこうと思います。
・・・
あれ、決意表明みたいになっちゃった(笑)
つまり、
「絶対やりたい!」という本気をもって取り組もう
というのが今日の趣旨でした。
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