★「ネガティブなことを考えない」は逆効果
よくメンタル系の本などを読むと、
「意識を向けると、それが大きくなる」
ということが書かれています。
簡単にいうと、
ポジティブなことに意識を向けるとポジティブなことが増え、
ネガティブなことに意識を向けるとネガティブなことが増える。
ということです。
これは心理学や脳科学などでも同じことが言われていて、
私たちは意識したものがよく目に入るようになりますし、
それが拡大してもっと大きくなっていく、とされています。
コーチングしているときも
「どうしてうまくいかないんだろう…」
「なぜこんな問題が起こるんだろう…」
と、うまくいかないことや問題に意識を向けていると
「うまくいかないこと」「問題」がその人の思考の大部分を占めて
頭の中が問題でいっぱいになってしまい、
建設的な思考ができなくなってしまいます。
「何に意識を向けるか」はとても重要で、
ネガティブなことを考えるのではなく、
前向きで建設的なことを考える方がいいのですが、
たまに
「よし、ネガティブなことを考えないようにしよう」
と頑張る人が出てくるんですね。
実はこの考え方だと、ネガティブが加速する場合があります。
「ネガティブを考えない」というのは、とても難しいのです。
これも私たちの業界では有名な実験ですが、
「ピンクの象だけは、絶対に思い浮かべないでください」
と言われたら、どうなるでしょうか?
いいですか、ピンクの象だけは絶対にイメージしちゃダメですよ。
間違っても、ピンクの象のことは考えないでくださいね。
ピンクの象を思い浮かべちゃダメですからね。
何があっても、ピンクの象だけはNGですからね。
…どうでしょう?
頭の中がピンクの象でいっぱいになってしまったのではありませんか?
「○○のことを考えない」というのは、強く思えば思うほど
○○のことに意識が持って行かれます。
「考えない」ということを意識的にするのは、とても難しいのです。
「ネガティブなことを意識しないように」と頑張ると
ネガティブなことへの意識が強くなってしまいます。
ですから、
「ネガティブなことを考えない」ではなく、
「ポジティブなことを考える」にすべきです。
なので、コーチングで
「どうしてうまくいかないんだろう…」
「なぜこんな問題が起こるんだろう…」
という人がいたら、
「では、どうやってうまくいかせるかを考えてみませんか?」
「この問題から学べることは何でしょうね?」
のように、
「うまくいかせる方法」や「学べること」に意識を向けて
「うまくいかない」「問題」から意識を外すようにしています。
日頃の仕事の中で「ネガティブなことを考えてしまう」人は
「ネガティブを考えない」ではなく「ポジティブを考える」ように
意識してみるといいですよ。
具体的には、
「どうすればうまくいくだろう?」
「どうなっていたら最高だろうか?」
「現状をよくするにはどうすればいいだろう?」
という質問を、自分に問いかけます。
↑の3つはわりと万能な質問なので、覚えておいてくださいね。
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