★重要なメッセージを伝える前にやるべき「ちょっとの一言」
「部下がこちらの言うことを聞かない」
「朝礼が形骸化して話が伝わらない」
というお悩みをお持ちの方には、お役に立つ内容だと思います(´▽`)
私が法人の研修の仕事に挑戦しだした頃のことです。
その頃から既に大手企業で何度も登壇していた先輩に
研修講師としてのいろいろを教えてもらっていました。
やはり、個人向けのセミナーとは違うところがたくさんありまして…
(特に私のはエンタメ系体験型セミナーだったので)
そんな中で、一つ言われたのが、
「コップを立てろ」
ということでした。
これは、研修やセミナーではもちろんのこと、そうでなくても
相手に何か重要なことを伝えるときには
共通して必要な一つのステップです。
「コップを立てずに」話をすると、ぜんぜん聞いてもらえず
逆効果になることさえあるんです。
● 「コップを立てる」とは?
では、「コップを立てる」とはどういうことか?
それは、「相手に受け取る準備をさせる」ということです。
宴会が始まる前とかに、ビールのコップが伏せてあることがあるじゃないですか。
その伏せたコップに、そのままビールを注いだりしませんよね?
コップを上に向けて、ビールを入れられる準備をするじゃないですか。
この、「伏せたコップを立てる」のと同じように、
相手がこちらの話を受け入れる準備をするステップが必要だということです。
個人向けのセミナーは、本人が受講したくて参加することがほとんどなので
このステップはそれほど「必須」というほどではありません。
最初から聞くつもりで参加していますからね。
ですが、法人の研修は、興味があって参加しているとは限りません。
上長の命令で、仕方なく出席している人も多いです。
そういう人はいわば「伏せたコップ」状態。
研修の内容に興味もないし、何ならネガティブな印象まで持っている。
その状態の人に、どんないい話をしても聞いてすらもらえません。
なので、そんな「伏せたコップ」の受講者のコップを立てて、
こちらの話を聞く耳を作る。
これを、研修の最初の段階でやらないといけません。
● 「コップを立てる」方法とは?
では、相手の聞く耳を作るには、どうすればいいのでしょうか?
方法はいくつかありますが、
・こちらが相手に教えるに足る人物だということを伝える
実績や経験年数、受賞歴などを示すことで、実力があることを示し、
「この人からの話は聞いた方が得だ」と思ってもらう
・相手の興味があることから始める
「今の半分の時間で仕事が終わったら良くないですか?」のように
誰もが興味を持ちそうな話題で「つかむ」
・相手の「不足」する部分を自覚させる
「皆さん、部下から誕生日を祝ってもらえる自信はありますか?」のように
自分ができていないことを自覚させ、その穴を埋めたいと思ってもらう
のような方法を組み合わせて行います。
これって、社員研修ではもちろん有効なんですが、
法人背の研修に限らず、個人向けセミナーでも、個別の部下の指導でも、
「大切なことを伝える」ときには共通して重要なポイントです。
「部下がこちらの言うことを聞かない」
「朝礼が形骸化して話が伝わらない」
という場合、「コップを立てる」というステップを入れることで
こちらのメッセージが伝わる確率がぐっと上がります。
何かを伝える機会があるときに、ちょっと思い出してみてくださいね。
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