★社員に理念を浸透させるために最初にやるべきこととは?
経営者の方と飲みながら話していると、よく聞く悩みの一つに
「理念が浸透しない」というものがあります。
社長としては、会社を持って行きたい方向性があるし、
大切にしたい思いや方針があります。
それを言葉にしたのが「理念」なんですが、
これを社員に話しても、壁に貼っても、朝礼で唱和しても、
社員に伝わらないんだ、というんですね。
「理念」を共有していないと、方針がわからないまま働くことになるので、
社長が思ってもいないようなことをしてしまったり、
価値観が衝突して不満を持つ社員が出てきたり、
人間関係がうまくいかなくなったりします。
なので、会社としての理念や方針を共有しているというのは
会社にとっても社員にとっても重要なことですよね。
それで、「どうやって理念を伝えているんですか?」と聞くと、
「とにかくしつこく言い続けること」とか
「自分が率先して行動すること」とか
「人事評価の基準にすること」みたいな答えをよく聞きます。
私、そのような話を聞いていて、感じることがあるんです。
たぶん
「これが理念だ! これに従って動け!」とか
「これからはこの理念でやるからね」とか
「理念が○○なんだから、××しなきゃダメだ」とか
一方的にやってるんだろうな、って思うのです。
会社の理念って、「会社としてこうしたい」という考えを言葉にしたものだから、
社員がそれに従わなければならない、というものじゃないんですよね。
(従わなきゃいけないのは「就業規則」とかですね)
「うちの会社はここを目指していく」
「私たちはこれを大切に仕事していく」
という考えの方向性を経営者が示したものであって、
絶対の決まりとかではないわけです。
たとえていうなら、
「俺、夕飯はコッテリしたのが食べたいから、みんなコッテリね!」
って言ってるようなもので。
言われた側は、「知らんがな」ってなるんですよね。
経営者は理念を定めるときに、
「これが会社の根幹の考え方になる」とか
「会社でいう憲法のようなもの」とか
「一番重要な思いを定めて会社を進めていきたい」とか
理念の重要性を理解して、そこに強い思い入れもできてしまうんですが、
社員はそんなこと知らないので、その辺から一緒に認識を構築しないといけない。
なので、「理念を浸透させたい」と思ったら、
「会社としてはこの方向性で行きたいので、協力してほしい」(依頼する)
「○○の理由で、こういう理念を掲げていくことにしました」(理由を示す)
「何か意見があったら遠慮なく言ってください」(意見を聴く)
みたいな姿勢が必要になります。
理念って、人の感情が大きく関わる要素です。
経営者の強い感情が、そこに乗っかっています。
だからこそ、それを伝えるのなら、受け取る社員の側の感情も大切にしたいもの。
そうやって感情を共有していると、いいチームになりやすくなります。
ぜひ、社員さんの【感情】に心を配りながら伝えてみてください。
時間はかかったとしても、少しずつ受け取ってもらえるようになりますよ。
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