★部下の仕事ぶりに不満があるとき、見落としていることとは?
先日、ある社長さんと話す機会があったんです。
「お恥ずかしい話なんですが、うちの社員たちは
基本的なことが全然できていなくてですね…」
と、社員さんのことをおっしゃったんです。
話を要約すると、
・機械の操作のような、いわゆる作業はできる。
・挨拶のような、社会人としての基本的な振る舞いができていない。
ということだったんですね。
社長さんは現場作業から経験して、会社を大きくしてきた実力者。
自分の振るまい一つで仕事がもらえなくなることや
声かけ一つで気に入ってもらえて大きな契約になることなど
「基本的なこと」が大切であることを実感していました。
「社員たちは、そういう基本的なことを疎かにしているんですよ」
と、やりきれない思いでいらっしゃいました。
私もまあ、未熟ながら17年やってきましたし、
20代の頃などは皆さんに叱られながら教えていただいてきたので
「基本的なこと」の大切さはある程度わかります。
社長さんの感じるもどかしさも何となく想像できます。
その上で、ちょっと聞いてみたんです。
「社長さん、社員さんにできるようになってほしい
『基本的なこと』って、具体的に言うとどんなことがありますか?」
これを聞いてみたところ、社長さんはちょっと言葉に詰まったんです。
「そうですね〜
やはり挨拶ができないといけないですよね」
「はい、挨拶はすべての基本ですよね。他にはどんなものがありますか?」
「うーん・・・
まあ、他にもいろいろと、基本的なことですよね」
と、うまく言葉にできない様子でした。
社長さんの言う「基本的なこと」。
社会人であれば経験の中でできるようになっていくことではありますが、
あえて具体的に言葉にするとなると、難しかったりします。
私たちからしたら「当たり前のこと」なので、
わざわざ言葉にするまでもない、という感じなんですよね。
ですが、指導される社員さんの立場から見ると、これらのことは
「当たり前」ではないことです。
当たり前でないことなので、できなくて当然なんです。
(挨拶などは人として当たり前だ、という人もいますが、
育ってくる中で教育されなければ、挨拶しないのが当たり前の人もいます)
今回の社長さんは、できないことで社員さんを否定するのではなく
「できるように教育したい」とおっしゃっていたので
その点がさすがだなと思うのですが、
できるようにするためには、「何を教えるべきか」を
具体的に明確にしておく必要があります。
でないと、今できていない社員さんは何を身につけるべきかがわからず
努力のしようがなくなってしまうんですね。
私はその場であれこれと質問をすることで
挨拶の他にも「報・連・相」「整理整頓」「当事者意識」などの
社長さんが思う「基本」を明確にしていきました。
「社会人として基本的なことをできるようになりなさい」ではなく
「朝会ったら挨拶をしよう」「こまめに報告をしよう」のように
やってほしいことを具体化していく。
こうすることで、社員さんは「何をすべきか」がわかるので
一つずつ実行し、できるようになっていけるんです。
部下の仕事に不満がある場合、
「部下が具体的に何を改善すべきか」を
言葉にできているかどうか、見直してみると
こちらの指導がより伝わって、改善してくれるかもしれません。
一度試してみてくださいね(´▽`)
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