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「人を癒やす」人が持つべきもう一つの「自信」とは

今日も少し、短めに。日曜日ですからね(笑)

昨日、「セラピストは最初に自信を持つべきだ」とお伝えしました。
自分はどんな問題を持ってこられても、絶対になんとかする。
そういう自信や覚悟がないと、人を癒やすことはできないと。

そして、もう一つの「自信」が、セラピストには必要だ、
というところで、セミナーが始まってしまったのでした(笑)

今日は、その「もう一つの自信」についてお伝えします。
 

セラピストは、圧倒的な確信を持って相手に臨みます。
その確信とは、
「このクライアントは、絶対に自分の問題を克服できる」
という確信です。

根拠などいりません。ただ、圧倒的に信じているだけです。
途中、どれだけ話が堂々巡りしようと、どれだけ過去の苦しさが復活しようと、
最後には絶対に乗り越える力がある。

クライアント本人よりも強く、「あなたなら克服できる」と
圧倒的に信じている。
 

この、「圧倒的に信じて」くれる人がいると、クライアントは安心します。
今はまだ苦しくて、自信が持ちきれない状態でも、
根拠なく信じてくれる人が一人いるだけで、希望が見えます。

セラピーを受けに来る人というのは、トラウマなどで傷ついていて、
自信を失い、精神的に弱っていることが多い。
それを補ってあげることが、とても重要です。
 

ここでポイントとなるのが、
「あなた(クライアント)が克服できる」ということ。
「私(セラピスト)が克服させる」のではないということです。

クライアントが自分の力で解決できなければ、
困ったときにまた、セラピストに頼らなければいけません。
いつまでも自立できず、下手するとセラピー中毒になります。

そうではなく、次からはセラピストがいなくてもいいようにしてあげる。
本人の本当の力を引き出して、使えるようにしてあげる。
そのための支援であると考えています。
 

これは、人材育成でも同じことですね。
部下のことを「あなたなら絶対に出来るようになる」と圧倒的に信じ、
問題を解決できる力を引き出して、自力でできるように育てる。

この姿勢を持って、適切な育て方をすると、
いい人材が育ってきます。

間違っても「こいつは俺がついていないとダメだ」などと
相手の自主性を押さえ込むことがないようにしたいものですね。
 

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