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上手に「考える」方法

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よく、「よく考えろ」とか「頭を使え」と言われることがあります。

実際、頭を使って考えることで、色々なアイディアが出てきますし、
考えることはとても重要なことです。

ですが、「考えろ」と言われても、どう考えていいかわからない、
という人も多いようで。

 
クライアントのMさんは、インターネットを使ってビジネスをしています。

ネット系は、色々なノウハウがあふれていて、
「こうすれば儲かる」「このノウハウで稼げる」
という情報が飛び交っています。

Mさんも、その手の情報を大量に渡り歩いてきたのですが、
「そこそこ」の結果までで、満足いくほどの稼ぎになっていません。

 
そんなMさんと話をしていると、あることに気づきました。

Mさんは、「言われたことを忠実に実行する」ことは得意だけど、
「自分で考えて行動する」ことは、あまり得意ではないのです。

Mさんにそれを告げると、
「ああ、そうなんですよ。私、頭が悪いんですかね」
と、ご自身でも「考える」ことは苦手だと思っている様子。

 
そんなMさんに、私が言ったのは、
「いえ、違いますよ。頭が悪いんじゃなくて、
 考えるということに慣れていないだけです」
ということでした。

 
そう、多くの人は、「考える」というやり方を知らないし、
そのための訓練も受けていません。

だから、「考えろ」と言われても、どうすればいいかわからないんです。

 
そこで、今日はちょっとだけ、「考える」ことのトレーニング法を。
プロコーチの私たちがやっている、思考力アップの方法です。

 
そのトレーニング法とは、
「質問を作る」
ということです。

 
私たちの思考は、「質問」によって始まります。
逆に言うと、質問しなければ、考えが始まりません。

ノウハウコレクターや、「教わらないと動けない」人は、
「答え」を与えられることに慣れていて、
「質問する」という発想がないんですね。

「質問しない」から、「考えない」。
だからこそ、「質問する」練習が必要なんです。

 
題材は何でもいいんですが、日常のトピックに対して
「これはどういうことなんだろう?」とか
「一番重要な点は何だろう?」とか
「なぜ、こういう答えになるんだろう?」とか

いろいろな種類の質問を作ってみることです。

このとき、答えは何でもよくて、「質問を作る」ことが重要です。

 
たとえば、「iPhoneが売れている」というトピックがあったとして、
「なぜ売れているのか?」
「特に、誰に売れているのか?」
「どの程度売れているのか?」
「iPhoneのように売れるにはどうすればいいのか?」
「今後も売れ続けるだろうか?」
「競合機種と何が違うのか?」
などなど・・・

この「質問」のストックが多いほど、幅広い思考ができます。

 

『アインシュタインは、
「60分間で、これから出す問題についての解決策を見つけなければ
お前の命は無いと言われたら、どうするか?」と聞かれたとき、
「55分間は、適切な質問をするために使う」と答えたという』
(神田昌典 「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」、P338より)

という引用があるくらい、「質問」は重要です。

「質問を作る」トレーニングを、試してみてくださいね。


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