(イラスト出典:倉戸みと氏)
社会人の研修でも、必ずと言っていいほど出てくるし、
目標達成には必須と言われるPDCA。
Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価) → Action(調整)
の4つを繰り返していきましょう、という話ですね。
最近では、
「PDCAなんて時代遅れだ」
「変化の激しい時代にPDCAなんて回していられない」
という声もあります。
トップクラスのスーパービジネスマンはそうなのかもしれませんが、
ぶっちゃけ、普通の人にとっては、
PDCAは基本であり、時代遅れなどではない
というのが私の意見です。
単純に、PDCAを回すスピードの問題であったり、
PDCAの精度の問題だったりするわけです。
PDCAの1回転が6ヶ月かかってたりしたら、
たしかにそれは、時代の変化に対して遅すぎますが、
PDCAを毎日回している人だったら、
変化にも即対応できるわけですし、
目標への行動の修正も迅速にできるわけです。
ただ、PDCAって、実際に回すのがけっこうしんどいじゃないですか。
特に、CとAがちょっとめんどくさい。
計画を考えるのって楽しいし、
それを実行するのも、まだ前向きでやる気が出やすい。
けど、それを「振り返って」「調整する」って、
どんどん前に進みたい人にとっては足かせみたいに感じてしまうし、
「振り返り」というのが、できていない事実とか
解決しなきゃいけない問題を直視しなきゃいけなくて、
あまり進んでやりたくないことだったりします。
なので、けっこう多くの人が
P → D → めんどくさくなって放置 → P → D →…
ってなってます(笑)
CとAを、ちゃんとやらないんですよね。
で、「めんどくさい」を正当化するかのように
「PDCAは時代遅れだ」なんて言っちゃってる人、少なくないです。
まあ、CとAはめんどくさい、というのは私も賛成というか、
実は「PDやりっぱなし」って、私のことだったりするので、
書けば書くほど自分の内面えぐってるわけなんですが。
今日の「コーチングの基礎をプロ並みにやるコース」では、
このPDCAと振り返りについて話したんですが、
CとAにこそ、コーチの価値があるよね、ということを言いました。
「定期的なコーチング」という場を持つことで、
普通にしていたら放置しがちなC(評価)とA(調整)を
あえて時間を取って実行する。
そして、目標に向かってうまく行動を調整し、
モチベーションを強い状態に保ちつつ、
より良い未来を作っていく。
特に継続のコーチングは、こういうところに価値があると思います。
「PDやりっぱなし」になりがちな方は、
わざとCAをやる時間を、強制的に取ってみませんか?
それだけでも、けっこう加速できますよ。
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