能力開発×コーチング コーチング

ノウハウコレクターを抜けられない人の思考パターン

世の中には、「ノウハウコレクター」という人がいます。

あまり良い意味で使われないことが多いのですが、

「目新しいノウハウを知ることばかりを意識して、
 実践しないままに知識オタクになっていく人たち」
「ノウハウを買ったことで満足して、結果が出せず、
 また次の新しいノウハウを求めてさまよう人たち」

という定義でよろしいかと思います。
 

ノウハウを学ぶことはとても重要です。
私もたくさんのノウハウを勉強しましたし、
それがコーチングに活きていることもたくさんあります。

勉強すること自体を否定はしないのですが、
大人の勉強は「実践する」ためにありますから、
実践を伴わないノウハウ集めは、早めに卒業した方がいいです。
 

さて、そんな中、あるクライアントさんから
「ノウハウコレクターをやめたいです。
 中城さんがノウハウコレクターをやめたときのコツや
 ノウハウコレクターを卒業する方法を教えてください」
という相談をいただきました。

当然、私は一刀両断。バッサリ切り捨てました(笑)
(切り捨ててもいい間柄だからですよ)
 

さて、この方は必死で助けを求めて相談してきているわけです。
なのになぜ、私はバッサリ切り捨てたのか。
 

・・・
ドSだから、っていう答えは無しで(笑)
 

よく読むと分かるのですが、彼は
「ノウハウコレクターを卒業するノウハウ」を求めているんですよね。

矛盾しているというか、無限ループというか、
そういうパターンが見て取れてしまうわけです。
 

このパターンというのは、無意識のものなので、
「やり方」や「方法」で簡単にどうにかなるものではありません。

まず、思考パターンから変えていく必要があるわけです。
 

そして、「思考」は「質問」によって作られます。
いい質問をすればいい思考に、悪い質問をすると悪い思考になります。

「どうすればいいか」という質問は、総じて
ノウハウややり方を求める質問ですから、
あまり質が高い質問ではないのですね。
 

例えばですが、
「何を変えればいいのか」とか「どう考えるべきか」とか
「何をやめるべきか」とか「どんな人であるべきか」とか
そういう質問のほうが、いい答えに至る可能性が高い。

この「考えるプロセス」を深掘りすることが重要です。
 

私もかつては、重度のノウハウコレクターでした。
すぐに答えを教えてもらいたがる。その姿勢が一番の問題でした。

答えは自分で考え、自分の中から導き出す。
人に教わるのは、そのヒントでしかない。

この前提に至ったとき、ノウハウを集めたい気持ちがなくなり、
変な情報商材や起業塾に一切興味がなくなりました。
 

自分の人生の答えは、自分で出す。
自分の選択は、自分で決める。

当たり前のことですが、常に心がけていたいものです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

「どうすればいいか」という質問をやめよう


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