能力開発×コーチング コーチング

優秀な人が抱える、漠然とした不安

先日、新しくクライアントになってくれたYさんと
最初のセッションをしてきました。

Yさんは1を言うと10わかるようなとても優秀な人です。
さて、どんな相談になるのかと思って話を聞くと、
「あー、そうだよね」と思うような内容だったんですね。

守秘義務があるので、詳細は書けませんが、
差し支えない範囲でYさんの事例をお話します。
(ブログで事例を使わせていただくという契約になっています)
 

さて、とても優秀なYさん。
キャリアもかなりのもので、一流企業を渡り歩いてきています。

そんなYさんの、初回コーチングのテーマが、
「なんか、もやもやと不安なんです」
「この不安を解消した上で、新しいビジネスを始めたいんです」
という話だったんですね。
 

最近私は、「モヤモヤすっきり系」のコーチングはあまりしませんが、
実はビジネスを進める上で、「モヤモヤをすっきりさせておく」ことは
とても重要です。

というのも、私達の行動力は、感情の状態によって大きく変わりますから、
「不安」があると、行動する力が鈍ってしまうんです。

もともと能力のあるYさんですから、感情の状態が変われば
自動操縦でうまくいくだろうということで、初回は不安の解消です。
 

中身の詳細は割愛しますが、Yさんの抱える不安の根っこは、
「優秀さが、自分の拠り所になっていた」ということでした。

これは、能力の高い人に多いのですが、子供の頃から勉強ができたり
器用にいろいろなことがこなせたりする人は、
「自分は優秀な人だ」という自己イメージを持ちます。

そして、「自分は優秀だから価値があるんだ」「優秀だから認められるんだ」
というように、優秀であることによって自分を守るようになるんです。

こうなると、「できない自分」がとても怖くなります。
今まで自分を守ってくれていた「優秀さ」がなくなるからです。
 

すると、失敗を認めることができなくなるし、言い訳をするようになるし、
自分の能力を超えたことに挑戦しなくなるし、
自分より優秀な人がいると、強いストレスになります。

しかも、周りの多くの人からは「すごいね」と言われ、
この「自分が失敗するのではないか」「優秀さを失うのではないか」
という不安や恐怖は、なかなかわかってもらえません。

これは、優秀な人に特有の、ちょっと特殊な悩みなのです。
 

Yさんは、すでに心理学なども学んでいたので、
その事に気づいたとたん、「あ、そうか。自分、しがみついてたんだ」と
あっさり自分のしていたことを受け入れました。

「じゃ、手放せばいいんですね。うわ~、楽になった〜」
と、勝手に「優秀さへの執着」を手放し、不安を解消してしまいました。
(私の手助け、ぜんぜん要らんかった 笑)

普段は、ここに気づいてからが勝負なんですけどね。
 

というわけで、優秀でスキルも高く、実績もあるのに
漠然と不安な人がいたら、
「優秀さを手放し、できない自分を受け入れる」と楽になります。

ぜひ、試してみてくださいね(どうやって
 

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